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2015.11.7

西山ゆかりの、〝ノーボギーとなるはずだった〟1日

<写真:Masterpress/Getty Images>

TOTOジャパンクラシック 近鉄賢島カンツリークラブ(三重県)2日目

 「パッティングが良いですね」と笑顔で語った通り、西山ゆかりの今日のスコアは、パットでつくったものだった。5番で2m、7番で3m、8番で5mと、前半で微妙な距離のバーディーパットをことごとく沈める。後半も10番で2m、13番で1m、16番では10mのロングパットを放り込み、「先週(師匠の)芹澤プロから指導してもらって、そこを、気を付けたら転がりが良くなりました」と、この日ノーボギーとなるはずだったナイスラウンドを、笑顔で振り返った。

 さて、〝ノーボギーとなるはずだった〟とはどういうことか。それは11番(Par3)のボギーのことだ。11番グリーン上で、バーディーパットのアドレスに入った時、ボールが動いたのだ。「1ミリぐらい動いたように見えて、微妙だなと思ったんですけど」と競技委員を呼んで裁定を仰ぎ、ゴルフ規則18-2b(アドレスしたあとで動いた球)の違反で1打の罰。ペナルティによりこの日唯一のボギーとなってしまったが、「キャディーさんがフォローしてくれて、次バーディー獲るために頑張ろうと言ってもらって」と気持ちをしっかり切り替えて、プレーを続行。見事16番のロングパットに流れをつなげて「アメリカンドリームじゃないけど、研修生時代からかっこいいと思っている」と憧れるUSLPGAツアーでの優勝が狙える好位置で、最終日を迎えることとなった。
 
 ちなみに、ゴルフ規則変更により、来年度からはこの「アドレスしたあとで動いた球」の規則は、撤回される予定。来年であれば、今日の西山のプレーは、本当にノーボギーとなるはずだったのだ。

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