1. ホーム
  2. ニュース&トピックス
  3. 日医工女子オープンゴルフトーナメント 1日目

2013.7.5

日医工女子オープンゴルフトーナメント 1日目

平均飛距離270ヤード!
大型ルーキー渡邉彩香の急成長の秘密

 富山県富山市の八尾カントリークラブ(6,476ヤード/パー72)で開催されたLPGAツアー第18戦『日医工女子オープンゴルフトーナメント』の大会初日は、ツアールーキーの19歳、渡邉彩香ら4選手が5アンダーで並び、首位に立った。
(天候:雨、気温:27.7℃、風速:5.9m)


 大型ルーキーが現れた。その名は渡邉彩香。静岡県熱海市出身の19歳で、昨年夏に行われたLPGA最終プロテストでは、2日目にホールインワンを出したかと思えば、最終日はトリプルボギーを叩くなど、波のあるゴルフ。それでも172cmの長身から繰り出される平均270ヤードの飛距離を活かした豪快なプレーで、見事に一発合格。今年のツアー出場をかけたファイナルQTでも上位に入り、ツアー参戦の権利を獲得した。ツアールーキー年となる今シーズンは同期の比嘉真美子、辻梨恵、城間絵梨らと刺激し合い、日々成長を続けている。


 プロの壁。「ツアー開幕前の3月からショットの調子が良かったので、上位で戦えると思っていたんですが…」と自信を持って臨んだシーズンだったが、トップ選手がしのぎを削るツアーの舞台ではそう簡単には上位に行かせてはくれない。「チャンスについても入らなくて、もどかしくて。グリーンに乗ってからの上位との差を感じました」と技術不足を痛感。「短いパットが入るようになるには、練習しか無い」と、ショット中心だった練習内容をパッティング重視に切り替えた。この日は18ホール中15ホールでパーオン。記録した29パットは成長の証だ。


 高校時代は自宅のある熱海市から、新幹線を乗り継いで高校のある埼玉県まで片道約2時間の通学を3年間続けた。性格は温厚だが、負けず嫌い。「飛距離で誰に負けたくないとかは思わないですけど、自分が飛んでいないと気分が悪いです」とは、何とも負けず嫌いのそれらしい。この日は降雨により約2時間半の中断を挟んだが、「ちょうどスタート前にスコアカードを貰おうとした時に中断の合図。ラッキーでしたね」とどうやら運も持っているようだ。「やっぱり一番上は気持ち良いですね。今日は気分よくドライバーも振れたので、あと1日楽しくやりたいです。2番ホールの短いパー4(325ヤード)ですか?練習ラウンドではグリーン手前のバンカーまで行ったので、最終日は失うものもないですし、1オンを狙って行きます」。何とも魅力的なコメントが返ってきた。


 今年3月以来の首位発進の木戸愛。「長い1日でしたけど、いいパットが決まってくれて、リズムが作れました。パッティングの時に素振りをしないようにして、良いイメージのまま打てたのも良かったです」とパッティングに活路を見出した。首位発進の次は「毎週思いは強くなっています」というツアー2勝目。「父からは焦るな、落ち着けと言われています。とりあえずは明日。パッティングが鍵ですね」。この日記録した26パットは出場選手中最少。自信を持って2日目を迎える。


イジウ (1位タイ:-5)
「今日はパターがいい感じでした。ライン(読み)も良かったし、フィーリングもよかった。風は読むのが難しかったですね。ショットもよくなっているから、短いパットを決められるようにこれから練習したい」。

ヤング・キム (1位タイ:-5)
「今日はミドルパットが結構入りました。ショットも良くてバーディーチャンスも、パーオンも多かったです。グリーンが雨でやわらかくて、ショットが止まったので、狙っていけました。あと2つくらいは伸ばせたかな」。

福田裕子 (5位タイ:-4)
「(ヨネックスレディスでの好スタートを経験)今週こそバーディー合戦なので、落としたくない、伸ばしたい思いがあります。ボギーをなくしたいですね。今日もボギーが2つあったので。(森田理香子選手の活躍は刺激に?)ずっと一緒にいるので、負けたくないとか、食らいついていきたい思いがあります」。

山村彩恵 (5位タイ:-4)
「自分のゴルフが出来たかなと思います。大きなミスも無かったから、このスコアで回れました。まだまだ行けたのもあるけど、最後まで欲をかかずに落ち着いてプレーできたのでよかったです。(先週は堀さんが優勝して)刺激になりますね」。

横峯さくら (9位タイ:-3)
「いつも出遅れるので、良いスタートが切れたと思うけど、もったいないパッティングをしたので…。17番は1メートルのパーパットを思ったところに打てたけど、外してしまったので。(それが無ければ)良いスタートが切れたと思います」。

森田理香子 (19位タイ:-2)
「(入らない1日で)悪くはなかったですけど、そこまで付いてもなかったし。(新しいパターの感触は)ボチボチ良いです。新しいのは昨日からです。気分転換で。前のと似た感じですが、打感は今の方がいいです」。

堀奈津佳 (55位タイ:+1)
「(3連続ボギー)1つのボギーはしょうがないと思うけど、3回連続は…。明日はそういうのがないようにします。でも、後半切り替えられたし、前向きに頑張れたのでよかったです」。

このニュースをシェアする

記事検索記事検索ARCHIVE

年を選ぶ arrow
月を選ぶ arrow
カテゴリ arrow
search検索