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2013.7.7

日医工女子オープンゴルフトーナメント 最終日

勝利への執念!8時間58分の激闘を制した
ヤング・キムが日本ツアー初優勝

 富山県富山市の八尾カントリークラブ(6,476ヤード/パー72)で開催されたLPGAツアー第18戦『日医工女子オープンゴルフトーナメント』の大会最終日は、降雨により2度の中断を挟む波乱の展開となったが、69とスコアを伸ばした韓国のヤング・キムが通算13アンダーで後続を振り切り、日本ツアー初優勝を飾った。1打差の2位にはウェイティング登録からの初優勝を狙った下村真由美。2打差の3位タイには菊地絵理香とジャンウンビ(韓国)が入った。
(天候:雨、気温:27.6℃、風速:1.5m)


 2007年の米ツアー優勝という輝かしい成績をひっさげて、日本ツアーに参戦して4年目。優勝こそ無いが、安定した成績で2位になること3回。今週も安定したショットで1打差ながら首位で最終日を迎えた。しかしこの日のヤング・キムは眼の色が違った。それは優勝を狙うハンターの眼。なぜなら同組は全美貞。それは3度の2位の時に、常に優勝カップを手にした人物だった。降雨により1時間のスタートが遅れ、その後2度の中断があっても集中力は切れない。「やっぱり意識しました」という後輩に、4度目の優勝を渡すわけには行かない。そんな気迫が篭っていた。


 「今日4アンダーならいける」。 前半は2バーディーの34。全との差は2打に広がり、ほぼ予定通り。しかし13番での3パットのボギーは計算外。それでも続く14番で「ボギーのあとだったのでアレは大きかった」という価千金のバーディーを決めると、15番では3mのパットを沈め、連続バーディー。これが決め手となり、ついに栄冠を手にした。


 「日本ツアーに参戦して4年目。私が2位の時はいつもミジョンさんがいた。優勝できて本当に嬉しい」。歓喜の瞬間、白い歯がこぼれる。「日本は自然の風景も凄く綺麗だし、食べ物も素晴らしい。うなぎ、エビフライが大好きです」という日本通の彼女。韓国ドラマ『冬のソナタ』のロケ地で有名な春川(チュンチョン)出身の33歳が、7月7日、七夕の日に願いを叶えた。

 

下村真由美 (2位:-12)
「(今日のプレーは)満足しています。最終日にこの位置で回れるのは久しぶりだったので、昨日の晩は朝起きてどういう気持ちで臨めるか不安だったけど、朝きてバタバタ中断とかあったので、逆に落ち着けました。最後はスライスで読んだけど、切れずに…。自分の思ったところに打てたので残念ですね」。

菊地絵理香 (3位タイ:-11)
「全体的にショットが安定していたし、パッティングもそこそこ入ってくれたので、今日は十分ですね。できれば優勝したかったです。今年中に優勝したいので、まずは2日目終わった時に優勝を狙える位置とかチャンスにいることを心掛けたいですね」。

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