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2015.7.31

アッと驚く飛距離アップ 青木瀬令奈が劇的な変身

<写真:Atsushi Tomura/Getty Images>

 2015年LPGAツアー第20戦、新規トーナメントの『大東建託・いい部屋ネットレディス』(賞金総額8,000万円、優勝1,440万円)が7月31日、山梨県南都留郡鳴沢村の鳴沢ゴルフ倶楽部(6,587ヤード/パー72)で開幕した。第1日、5アンダーで首位に立ったのは、青木瀬令奈、原江里菜。1打差の4アンダー、3位タイは佐伯珠音、上田桃子が続き、3アンダー、5位タイに2週連続優勝を狙うアンソンジュ(韓国)茂木宏美など7人がひしめく大混戦となった。主催の大東建託所属で、ホステスプロとしても注目が集まる江澤亜弥は1アンダー、26位タイ発進。
(天候:晴れ、気温30.0度、風速:3.1メートル)

<大会3日間、1番ホールのプレーをインターネット生中継!>

 青木瀬令奈、2度目の首位発進。今大会はやらなければならない理由がある。「マスター室でお帰り、と声をかけてくださった。『ここで育ったのだから、頑張って!』のひとことに勇気づけられましたよ」。プロにとってコースを熟知していることは最大のアドバンテージだ。青木は6年前の高校時代、当コースで頻繁に合宿を行った経験があるという。「ここで試合がある、と聞いた時、思わずガッツポーズが出ました。試合とレイアウトは違うといっても、セルフでフルバックから走ってプレー。最短1時間45分で回ったことがある。きつかったけど、楽しい思い出ばかりです。きょうは、もったいないパットを外し、もう少しスコアを伸ばせた気もするけど、ノーボギーでのプレーに満足している」と言葉を弾ませた。

 好調の要因は他にもある。飛距離アップ、だ。同組でプレーした飛ばし屋、三塚優子が、「飛ぶね」と目を丸めたほど。4月下旬のフジサンケイレディスクラシックから、スイング改造に着手して、成果がきっちりと表れるようになった。「今年の開幕戦では、ドライバーで210ヤード。それが今、250ヤードになっている。まぁ、ここは標高が高いから、距離も出ますけど…」とうれしそうに話している。かつては、「青木瀬令奈は飛ばないが代名詞のようだった」とも。ダウンブローからアッパーブローに変え、パワーロスが少なくなったことが大きいという。過去の名残を示すのは、ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ最終日の18番でみせた直ドラだ。「飛距離をカバーするため、1本のウッドで、何万種類もの球種を打つテクニックを磨いてきた。でも、飛距離が伸びたから、これからはもっとアイアンショットの精度をあげていきたい」。初Vとともに、新たな挑戦もスタートした。

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