心技体が充実したベテランの気迫　表純子が2位Tへ浮上

＜写真：Atsushi Tomura /Getty Images＞

大王製紙エリエールレディスオープン　五浦庭園カントリークラブ（福島県） 2日目

　アイアンレディ―・表純子。気力、体力もさることながら、精神面の強さは強じんだ。あれから1年－。昨年の今大会、最終日(11月23日)、母チエ子さんが心不全のために亡くなった。早朝、その訃報が届いても、涙を隠し、67のスコアをマーク。「早いですね。もう一周忌。とにかく、いい報告ができればと思っています」と話した。第1日からショット、パッティングともに好調で、「きょうは、前半の9ホールはパーフェクト。パッティングで最後のひと伸びが気持ち良かった。コロンという感じで入ったから」という。今大会、表が続けている連続出場記録は、174試合になった。これまた、プロの鑑というべきだろう。「試合に出場したくても、出場資格がない頃の気持ちを忘れたことがない。だから、いけるところまで行きます。とりあえず、200試合が目標」。加えて、テレビ中継の解説は、師匠の岡本綾子だ。「私のことを、おしゃべりしてもらえるように頑張らないと…」。ターゲットは、もちろん、今季2勝目！