大会3勝目を狙う大山志保　早朝特打で急上昇

＜写真：Chung Sung-Jun/Getty Images＞

LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ 宮崎カントリークラブ（宮崎県） 1日目

　ホームアドバンテージは時として、強烈なプレッシャーへも変わってしまう。地元出身の大山志保は、今大会2勝。当然のように今回は3勝目が大目標だ。「もっとバーディーをたくさんとって、ガッツポーズを宮崎の皆さんに披露したい」とホールアウト後に語っていた。しかし、24日のプロアマトーナメントまでは不安材料ばかり。「スイング、パッティングに違和感が…。今年は9回目の出場ですけど、一番緊張して開幕を迎えました」という。とはいえ、首位と3打差の4位スタート。実は、指定練習日の前日、午前6時45分にコースへ足を運び、集中練習を行った。

　「誰もいない1人の世界で、思い切り打ち込みをしたくなったから」。早朝特打が奏功し、「今は、日に日に調子が良くなってくる予感がする。私は風と友だち。いくら強風が吹いても大丈夫です」と締めくくると、サインを求めるたくさんのファンのため、ひたすらペンを走らせた。もちろん、トレードマークのハートと星を添えている。「ハートマークは、私が大好きだから。星を書くのは、名前の『志保』を反対に読むと、ホシになるでしょう。もうひとつ、スターになりたい、という願いを込めてです」と明かした。