渡邉・菊地組は第2日も完勝　『うまくかみ合った』

＜写真：Tomohiro Ohsumi/Getty Images＞

THE QUEENS presented by KOWA　三好カントリー倶楽部・西コース（愛知県）　2日目

　プレーはクールで、ハートは熱い。渡邉彩香・菊地絵理香が、まさにそれだ。圧倒的な飛距離をアドバンテージにする渡邉は、「絵理香さんが、いてくれたおかげで、伸び伸びとプレーをすることができた。アグレッシブにいけたのもそれが要因です」と話した。菊地も「きょうはひとつのボールを交互に打つ。もし、自分がミスをしたら、彩香にすべてを負わせてしまう。ツアーと違い、ミスをできないプレッシャーがあった。でも、こういう緊張感はなかなか味わえない。楽しかった。コンビはうまくかみ合ったと思います」という。ターニングポイントは9番。渡邊が残り165ヤードを6番で打ち、菊地が楽々とバーディーを奪う。欧州ツアーに、3アップと差を広げてバック9を迎えた。その後は、差を縮められたとはいえ、攻めの姿勢。そして、つなぐ思いやりをボールに込めた。「勝つことにこだわって、最終日もプレーしたい」(菊地)、「最終日もしっかりとポイントを稼いで、優勝へ貢献します」(渡邉)。頂は、すぐそこに迫ってきた。