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2016.3.6

テレサ・ルーが大会初の連覇を達成!『運が良かった』

<Photo:Atushi Tomura/Getty Images>

 2016年LPGAツアー開幕戦『ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント』(賞金総額1億2,000)万円、優勝賞金2,160万円)の最終日が、沖縄県南城市の琉球ゴルフ倶楽部(6,649ヤード/パー72)で行われた。

 この日のベストスコア、68をマークしたテレサ・ルーが、通算8アンダーで大会史上初の連覇を達成。2位は通算5アンダーで笠りつ子が入り、通算4アンダーの3位タイは、松森彩夏、申ジエ、西山ゆかりが入った。2015年の賞金女王・イボミは通算2アンダーの6位。(天候:曇り 気温:20.8℃ 風速4.6m/s)

 ひたむきで、ブレることがないプレースタイル。テレサ・ルーは勝因を「運が良かった」のひとことで片づけてしまった。それにしても、この日は圧倒的な存在感。パー5の4番で2オンに成功し、3メートルのイーグルパットをきっちりと沈めて、流れを引き寄せる。圧巻だったのは、終盤15番からの3連続バーディー。特に16番は追いすがるライバルに、引導を渡したかのようなスーパープレーを披露している。グリーン手前の花道から、16メートルのバーディーをねじこんだ。「のぼりのライでウェッジではボールが途中で止まってしまうから、パターがいいとすぐにジャッジした。でも、難しかったです。悪くすれば3パットの危険があったから」。

 昨年に続き、開幕Vという絶好のスタートを切った。今季のターゲットはひとつだけ。「去年できなかった、年間平均ストロークを60台です」と語っている。その上でこんな心境を明かす。「極端にいえば、年間ゼロ勝でも、平均ストロークが60台なら幸せです。そういう感じで割り切っている」。ターゲットへ一直線に進む、シンプルな思考を身に着けたのは、2年ほど前からだ。「涂阿玉さんから"自分に集中すればいい。結果は後からついてくるもの" とアドバイスを受けたら気持ちが楽になりました。日本ツアーへ出場するようになり、しばらくはいつもプレッシャーに負けてばかり…。つらかったですよ。最近です。自分のリズムをキープできるようになったのは」。加えて、涂からは風に負けないパンチショットの直接指導を受けた。コース特有の強風が吹き荒れる琉球ゴルフ倶楽部で優勝することは、レジェンドへの恩返しにもなる。

 優勝会見では、意外なことも話した。「コースで一番緊張するのは、インタビュールーム」。そんなジョークを飛ばすほど、日本語も流暢になってきた。

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