2016.4.3
痛恨の3番 渡邉彩香は無念の3位タイ
<Photo:Chung Sung-Jun/Getty Images>
ヤマハレディースオープン葛城 葛城ゴルフ倶楽部 山名コース(静岡県) 最終日
渡邉彩香は、善戦ではすまされなくなった自分の立場を誰よりもわかっていた。普段、人前ではどんなことがあろうと冷静に淡々と勝負を振り返る。ところが、この日は隠しても隠しきれない、怒りの表情が浮かぶ。「今は、悔しいだけです。だから、自分以上に(相手が)スコアを伸ばしたのでしようがないと、思うようにしました」。それでも割り切れるものではない。「このところ最終日にスコアを伸ばしてもダメ。そんな展開が多すぎるからです。だから、今回は何とかなったのでは…。そう思うと本当に悔しい」と話した。
痛かったのは、やはり3番のボギーだろう。スタートから、連続バーディーで波に乗っていただけになおさらだ。「もし、追いつけなかったら、悔いが残るボギーになるね、とキャディーさんとも話していた」という。しかし、シーズンはまだ序盤戦。これからが勝負である。悔しさをバネには言い古された表現だが、期待の大きさは実力の証明。次戦以降の倍返し。いや、やられた数だけ、やり返せばいいことだ。
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