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2016.4.8

不惑のスタイル。第一線を長く続ける秘訣とは!?

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 2016年LPGAツアーの第6戦『スタジオアリス女子オープン』(賞金総額6,000万円、優勝賞金1,080万円)は8日、兵庫県三木市・花屋敷ゴルフ倶楽部よかわコース(6,293ヤード/パー72)で開幕した。

 通算6アンダーの首位につけたのは姜秀衍。1打差の2位には、1番ホールから4連続バーディーを含む7バーディー2ボギーの申ジエがつけている。(天候:晴れ 気温:16.0℃ 風速:3.9m/s)

 「今シーズンは、ショットが良かったり悪かったり、パットもそんな感じでしたけど、今日はうまく噛み合いましたね」と充実した表情の姜秀衍。この日は出だしの10番ホールでいきなり1mにつけてバーディーを奪うと、11番で50cm、16番では1mとショットが好調。後半はショートパットを何度か外す場面は見られたが、ロングパットとアプローチが好調。4番で6m、7番で12m、最終9番では13mのアプローチをチップインで締めくくった。

 今大会はコースにアップダウンがあり、セカンドショット以降の距離感を狂わせるコースセッティング。100ヤード前後の距離でもクラブの選択に時間を要する選手が多いなか、「私はもう30年もゴルフをやっていますから、キャディーさんの言うとおりの距離を打つだけです。それにここは韓国のコースに似ているんです。韓国はもっとアップダウンがありますよ。それに比べたら問題ありません」と余裕の様子。

 韓国出身の現役日本ツアープレーヤーでは最年長の40歳。同じ韓国ナショナルチームで腕を磨いた朴セリは1つ下で先日現役引退を発表。そんなニュースにも「今は韓国の選手も若くして引退する選手が増えてきた。でも私はゴルフが楽しいと思える以上、出来る限り続けていきますよ」と鼻息は荒い。「アメリカツアーを経験し、苦しい思いをしていた時は辛くてゴルフを楽しめなかった。今は常に楽しくゴルフをすることが私のスタイル。それが長く続ける秘訣ですよ」。韓国ゴルフ界のレジェンドが“不惑”のスタイル貫いて、久々の美酒が視界に入った。

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