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2016.5.8

規格外のトンプソン 圧巻の日本ツアー初V

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 2016年LPGAツアー公式戦『ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ』(賞金総額1億2,000万円、優勝賞金2,400万円)の最終日が、5月8日、茨城県つくばみらい市・茨城ゴルフ倶楽部東コース(6,605ヤード/パー72)で行われ、レキシー・トンプソンが通算13アンダーで日本ツアー初Vを飾った。2位は通算11アンダーの渡邉彩香、通算6アンダーのキムハヌルが3位。ギャラリー数が、4日間合計で34,095人となり、大会史上最多記録を更新した。(天候:晴れ 気温:23.7℃ 風速:1.8m/s)

 また、一歩、レキシー・トンプソンがゴルフ殿堂入りのステップを駆け上がった。2度目の来日で待望の日本ツアー初制覇。公式戦というおまけがついたのだから、喜びもひとしおだろう。第3日で2位とは5打差をつけ独走態勢。さぞかし、最終日はプレッシャーも感じずに、楽々とプレーしたかのように感じたが、「きょうは、自分がどこに行っちゃうの、という気分。プレーがかみ合わず、思った通りにいかない。でも、疲労のせいにはしたくはありません。バーディーを獲ろうと、常にアグレッシブに攻めた」。2位とは、最大7打差があったが、終盤の失速を反省している。

 そうはいっても、今大会はトンプソンが話題を独占したことは確かだろう。300ヤードを楽々と超える、圧倒的なパワーをプロアマ戦から披露。異次元のプレーが随所に展開された。「自分のゴルフで世界中に影響を与えて、将来は殿堂入りする目標を立てている」。まだ21歳。夢ではなく目標として、堂々と口にするプロゴルファーがいただろうか。まさに、規格外だ。5歳でゴルフを始め、当初から2人の兄とともに、プロゴルファーを目指した。長兄のニコラスは現PGAツアーのプロ選手、次兄のカーティスもルイジアナ州立大のゴルフ部で活躍中。

 しかし、トンプソンを含め、両親の考えから、高校まで全員がホームスクールと呼ばれる、自宅で勉強を行い、通学はせず、ひたすらゴルフに取り組んだ。プロ転向は2010年。15歳の時だ。全米女子オープンの予選から出場し、10位タイ。初めての賞金は7万2131ドル(約772万円)を獲得して大喜びしたという。さらに、エビアンマスターズで2位。「最終日に素晴らしいプレーができた。その時、着用したブルーのウェアがとてもお気に入りだったから、きっと私のラッキーカラーになると感じた。だから、最終日には必ずブルーのウェアです」と、レキシー・ブルー伝説がスタートした。加えて、乳がんピンクリボン運動にも積極的で、第3日はピンクが定番。ピンクとブルーが勝利の方程式になっているのは、米国では有名なエピソードだ。

 一方、昨年、全米で話題になったのは、ゴルフ雑誌の表紙。フィットネス&パワーがテーマで、タオルでバストは隠されていたが、鍛え抜かれた体を公開している。女子ゴルファーにはいなかったアスリートとしてスポットを浴びた。「肉体改造が趣味。トレーニングを積み重ねることで、強じんな肉体を手に入れたい。そうすると、いい結果がついてくる。確かにトレーニングは、苦しいけど、結果がでれば、もっとトレーニングをしなくては-。素晴らしいモチベーションになっています」と明かした。今週は、試合には出場せずオープンウィークだが、「この後、大事な試合が続くので、トレーニングをします」。

 今大会は強行軍だった。3日に来日して、試合が終わるとすぐさま帰国。大会期間中も、スポンサー主催のサイン会をゴルフショップで開催するなど、驚くほどのハードスケジュールをこなした。6日は微熱があり、「体力の限界かも…と感じた」。ただ、そんな影響は全く感じさせない。このあたりのプロ意識も別格だ。世界ランクは、それでも3位。「まだ、上に2人がいます。追いつくことはタフ。だから、私はもっともっと勝たなくてはなりません」とボルテージが上がった。

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