同一大会３連覇の偉業に挑む

　＜Photo：Atsushi Tomura/Getty Images＞

　ほけんの窓口レディース　福岡カンツリー倶楽部 和白コース（福岡県）

　ディフェンディングチャンピオンのイボミが元気にプロアマトーナメントを戦った。先週のワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップでは思うようなゴルフができずに4位タイに終わった。気持ち的に引きずっている部分はあるだろうし、体の疲れも残っているはず。それでもこの日のプロアマ戦では常に笑顔を絶やさなかった。

「先週の反省はできています。体調も問題なし。元気にプレーしたいし、笑顔でプレーしている姿を見てもらいたいと思います」。

　今年の大会を制すればツアー史上3人目となる同一大会3連覇という偉業を達成することになる。1人目は1994年、1995年、1996年の伊藤園レディスゴルフトーナメントでのローラ・デービス。2人目は2001年から2005年のミズノクラシックで5連覇を達成しているアニカ・ソレンスタムで、それ以来の記録となる。

　「簡単なことではないと思います。昨年の連覇も私自身初めてのことでしたし。でも、この機会を楽しみたいと思います」。

　昨年大会は最終日に6アンダー66をマークし、2位以下に4打差をつけての圧勝だった。コースに対する感触は当然悪くない。勝てそうで勝てない試合が続いていたが、良い流れが作れなかったと振り返る。常に集中するのではなく、打つときにだけきっちり集中する。相性の良いコースで今週は集中力の配分をテーマに3連覇を目指す。