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2016.5.15

申 ジエが韓国勢対決を制して今季初優勝!

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 2016年LPGAツアーの第11戦目となる「ほけんの窓口レディース」(賞金総額1億2,000万円、優勝賞金2,160万円)の最終ラウンドが福岡市にある福岡カンツリー倶楽部 和白コース(6,323ヤード/パー72)にて行われた。(天候:晴れ 気温:29.9度 風速:7.1m/s)

 最終日最終組はイ ボミ、キム ハヌル、申 ジエという韓国勢3人の組み合わせとなった。首位のイ ボミとは2打差の6アンダー3位タイからスタートした申 ジエは1番ホールのパー5で幸先良くバーディーを奪取。イ ボミがボギーを叩いたため、いきなりトップタイに並んだ。

 最終組の3人は共に1988年生まれの同い年。「2人とは中学や高校の時から同じ試合に出て戦ってきました。それが10年経って、こうやって優勝争いができることは、私にとって頑張ろうと思うモチベーションになります」と申 ジエ。彼女はイ ボミとキム ハヌルのことを韓国の特別な2人と表現する。その理由は彼女たちの技術力をよく知っているし、今季調子が良く、常に安定したプレーをしているからだ。16番のパー3でバーディーを奪い、2位のイ ボミとの差を2ストロークに広げた時もまだ優勝は確信していなかったとう。しかし、終わってみれば風が難しく吹いた最終日に着実にスコアを伸ばせたのは最終組では申 ジエだけだった。6バーディー、2ボギーの4アンダー68という安定感のあるゴルフでツアー11勝目を手にした。

 今季はこれまで出場した試合では常に優勝争いを演じている印象の申 ジエ。それもそのはずで開幕から出場した7試合で2位が3回に3位が1回、8位が1回と驚異的な数字を残している。遅すぎたと言っても過言ではない今季初優勝で、賞金ランキングでもトップに立った。

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