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2016.5.20

酒井美紀が首位発進 なでしこを捨て、鈍感力を!

<Photo:Masterpress/Getty Images>

 2016年LPGAツアー第11戦『中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン』(賞金総額7,000万円、優勝賞金1,260万円)が5月20日、愛知県豊田市・中京ゴルフ倶楽部石野コース(6,431ヤード/パー72)で開幕した。絶好のコンディションに恵まれ、好スコアが続出。大混戦の展開となった。酒井美紀が66をマークし単独首位。1打差の5アンダー、2位タイに川満陽香理、鈴木愛がつけ、4アンダー、4位タイは永峰咲希、上原美希が続く。ディフェンディングチャンピオンの吉田弓美子は1アンダー、22位タイ発進。(天候:曇り 気温:22.2℃ 風速:1.7m/s)

 外見で変わったところはみられない。ところが、内面が違っていた。「鈍感で、ずうずうしく行こうと決めていた」。酒井美紀は、好調の要因を明かす。今季は、開幕から4戦連続の予選落ちを喫するなど、持ち味の安定感がいまひとつ。ただ、「プレーの内容を振り返ると、ショットやパッティングなど、技術面は悪くない。運に恵まれなかった。それから、周囲のことに気を遣いすぎていたのかも…」。コースでも大和なでしこのようにふるまうのが、酒井の流儀だ。同伴競技者に気を配り、なおかつ前後の組の配慮も忘れない。とても素晴らしいことだが、自身のプレーに影響を及ぼしていたことに気が付いた。ということで、スタート前から、キャディーをつとめる姉・美香さんと話し、「自分のプレーだけに集中した」という。ちょっとしたことで一変するのがゴルフの不思議だ。

 前半で4バーディーを奪い、グングン調子の波に。とりわけ、自身が名付けた、7番アイアンの“すばるクン”が大活躍した。「私はスロースターター。ちょっとずつ伸ばすタイプですから、第2日以降、スコアを落とさないようにしたい。でも、トップは気持ちがいいです」と話した。来週24日は、25歳の誕生日。うれしい1日になりそうだが、そんな話題になると、少しだけ表情を曇らせる。「きょう、同組でプレーした高木(萌衣)さんは、20歳(※現在は19歳)。5歳も下か-。そう考えると、複雑です。区切りはいいけど、24と25歳では印象が違う。25歳って、もう、中堅の選手でしょうか…」。加えて、女性の25歳はお肌の曲がり角ともいわれている。「やはり、日焼けを気にして、腕を出さないようにしています。日焼けをすると、肌が火照って眠れない」。

 物心ついた頃から、その日の出来事や感じたことを日記にしている。それも、プライベート、ゴルフと2冊の日記帳を。「ゴルフは、客観的に振り返ることが大切です。表現は難しいけど、文字にすれば忘れない」という利点があるそう。さて、プライベートでは、嵐のエピソードが圧倒的に多い。こちらは乙女の日記だ。

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