Vで全米、リオへ！　渡邉彩香の正念場がスタート

　＜Photo：Chung Sung-Jun/Getty Images＞　

　2016年LPGAツアー第17戦『アース・モンダミンカップ』(賞金総額1億4,000万円、優勝賞金2,520万円)が6月24日、千葉県袖ケ浦市のカメリアヒルズカントリークラブ(6,541ヤード/パー72)で開幕する。前日の23日はプロアマ大会が行われた。

　今季の渡邉彩香は、「可能性がある限り、全力でプレー」を何度も口にしてきた。優勝へのたぎる意欲、そしてリオデジャネイロ五輪出場という2つの大きな目標が原動力。それが今大会、正念場を迎える。現在の世界ランキングは45位。野村敏京が22位で日本勢では最上位だが、残り1枠を目指し、43位の大山志保、44位・宮里美香がデッドヒートを展開中だ。代表争いの最終決着は7月7日に開幕する全米女子オープンまでもつれ込むのは確定的。

　ということで、渡邉は今大会について、「前週ぐらいから調子が良くなってきた。でも、たとえ調子が良くないといったって、内容は悪くありません。ただ、オリンピックに行くためには、やはり優勝が欲しい。今回の成績で全米女子オープンへ出場できるかが決まります。仮にトップ10を外せば、ポイントを下げてしまうので本当に大事」と話した。世界ランキング50位以内をキープすれば、全米女子オープンの出場権を獲得できる。すでに、大山、宮里の上位2人は出場権を得ており、命運はあす23日からの4日間。最高のパフォーマンスを展開して勢いをつけたい。「私は、いつも元気です」と万全の態勢を整えた。