2016.6.22
新記録、連覇がかかるイ ボミ 『パッティング勝負』
<Photo:Chung Sung-Jun/Getty Images>
出場試合連続トップ5記録を更新中のイ ボミ。今大会、5位へ入ればツアー新記録になる。抜群の安定感、研ぎ澄まされた集中力は、サッカーでよくいわれる、銀河系を思わせるほどだが、やはり「記録がかかるのはモチベーションになるけど、やっぱり優勝が1番」と話す。昨年はプレーオフで李知姫を下し、悲願の賞金女王獲得へキーポイントとなった思い出の大会だ。「去年より、フェアウェイが狭く感じた。でも、雨が降ったからグリーンにボールが止まる。ショットも大切だけど、ここはパッティングが結構、微妙なところがある。やっぱりパッティング勝負でしょう」と分析している。
100ヤード以内のショートゲームで、イは数多くの優勝を引き寄せてきた。ところが、今シーズンはウエッジの飛距離が安定せず笑顔の裏で悩み続けている。そうはいっても、前週から使用しているロフト52度のニューウェッジがしっくりとなじみ、調子は右肩上がり。「4日間大会では、1日、1日、きっちりと積み上げることが大事です。体力を維持して集中力を切らさない。きょうのプロアマ大会では、4アンダーで回れたら満足-という気持ち。あまり目標を高く設定すると、達成できなかった時は、テンションが下がりますから…」と明かす。就寝前には、ルーティンとなっている18ホールのシミュレーションを行い、1日目へ向かう。
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