final day プラスワン ～成田美寿々～

＜Photo：Arrow Press/Getty Images＞
センチュリー21レディスゴルフトーナメント　伊豆大仁カントリークラブ（静岡県） 最終日

　「勝つ準備はできています」。首位と３打差の３アンダー５位タイからスタートした成田美寿々が４アンダー68でラウンド。通算７アンダーの４位で３日間のプレーを終えた。今季は前半戦から調子が上がらず予選落ちが多かったが、成田らしい気持ちの入った言葉が聞けた。

　スイングをフラットから縦に変えたことは悪くなかったが、アライメントなどの他の部分もそれに合わせたマイナーチェンジが必要だった。そこができていなかったため、元のスイングに戻すこともできず、迷宮に陥っていた。それが最近、徐々に調子が上向きになってきていた。１ヶ月ほど前に話を聞いた時には「もう少し待っていてください」と自信ありげな表情で答えていた。その言葉通りに、今週のゴルフは優勝を十分に狙える内容だった。

　後半戦にはまだまだ大きな試合が控えている。目標の一つであるメジャー制覇に照準はきっちりと合わせられている。