連覇を狙う原江里菜は季節感で勝負！

＜Photo：Atsushi Tomura/Getty Images＞

　2016年LPGAツアー第21戦『大東建託・いい部屋ネットレディス』(賞金総額8,000万円、優勝賞金1,440万円)が7月29日、山梨県南都留郡鳴沢村・鳴沢ゴルフ倶楽部(6,587ヤード／パー72)で開幕する。28日は指定練習日。出場選手が入念に最終調整を行った。

　初代女王・原江里菜がディフェンディングチャンピオンとして臨む今大会。最大の目標は当然、連覇だ。ところが、「普通、ディフェンディングチャンピオンは、あれをして、これをしてなど、いろいろと考える選手もいるでしょう。だけど、私はそういうことがありません。気負わず自然体で－そう心掛けています」と、淡々と語った。前週はトーナメントを欠場。もっぱら、「リフレッシュの1週間だった」という。しかし、これからのためにスイング改造も行った。「インパクトの瞬間、フェースとリストターンを速くするように、です。その結果は試合で試してみないとわからない」と話した。この日の原は、今季初めてノースリーブのウェアを着用。ミニスカートの組み合わせが、いかにも梅雨明け、夏本番を思わせた。

　「最近、選手が紫外線防止のため、年間を通して、半そでシャツの下にアンダーウェアを着用している。私は、ダメです。絶対に肌を出す。それも、プロゴルファーの役割のひとつでしょう。ということで、夏らしさをさりげなく演出することが、ディフェンディングチャンピオンの責任だと思ってくださいね」と笑っていた。ちなみに、指定練習日を終わって、改めて感じたこともある。「アウトが、これほど難しかったとは思っていなかった。去年はそのぐらい緊張していた証明ですね。対照的にインは、テレビ中継のDVD録画などを試合後に見たし、鮮明に記憶している」と振り返っていた。