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2016.7.31

final day プラスワン~大山志保~

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

大東建託・いい部屋ネットレディス 鳴沢ゴルフ倶楽部(山梨県)最終日

 『リオデジャネイロ五輪日本代表・大山志保』。スタートホールの選手紹介で、今大会から、アナウンスされるようになった。「ビックリです。特に1日目は、そういわれてからものすごく緊張しましたね。でも、2日目以降はだいぶ慣れてきた。うれしいと同時に、責任の重さを痛感している」と話す。なるほど、今や女子ゴルフ界では時の人だ。五輪競技に復活するのは、112年ぶり。「1番」、「メダル」の単語がひんぱんに飛び出す。

 「日本に生まれて良かった。日本人で良かった、といつも思っている。たとえば、日本全国のコンビニエンスストアで会計をする時、どんなに安価な商品でも、大事に袋へ入れてくれるでしょう。世界中でそんなところは、まずありません。親切、丁寧。日本人には、そんな言葉が似合います」。いわゆる神対応である。お客様は神様ではないが、この日の大山も素晴らしい。ホールアウト後、サインを求める長い行列ができた。前夜、事前に用意していた、サイン入りの特製のカードを配り、それがなくなると、今度はペンをとりだして全員のリクエストに応えている。

 ちなみに、報道陣へこんなお願いをすることも、いかにも大山の人柄だ。「私は1番、もしくはメダルをもって帰国したい。だけど、もし、リオで成績が悪くても、冷たくしないで話を聞いてください。2020年の東京五輪のために、私が感じたもの、体験をしたことをお伝えしたいから。少しでも大好きな日本、ゴルフの役に立つことも使命です」。とはいえ、8月5日に開幕する『meiji カップ』にも出場する。「今回は思い切り1Wが振れたこと。首や背中の痛みが全くなかったことが最大の収穫でした。それだけに、今度は結果にもこだわる」と表情が引き締まった。

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