2016.8.27
VSイボミ 鈴木愛が止める
<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
2016年LPGAツアー第24戦『ニトリレディスゴルフトーナメント』(賞金総額1億円、優勝賞金1,800万円)大会3日目が8月27日、北海道小樽市・小樽カントリー倶楽部(6,494ヤード/パー72)で行われた。通算7アンダー、首位タイで最終日を迎えるのは、イボミ、鈴木愛。2打差の通算5アンダー、3位タイに全美貞、キムハヌルがつけ、逆転を狙う。(天候:晴れ 気温:21.7℃ 風速2.7m/s)
調子が良ければ、勘も冴える。鈴木愛はイボミとの直接対決を予想していた。「ほんま、当たった。最終日は、久々に負けたくないと思っている。でも、意識しないようにしないといけない。私は、人のことを気にしすぎるから。前の晩から、○○さんは、いくつまでスコアを伸ばすだろうとか、そんなことばかりを考えてしまう。それは今回、絶対にやめます。自分ができる精いっぱいのプレーをする。コースでも、他の選手のプレーを見るよりも、私の次のプレーを考える」と自戒を込めて話した。過去2勝は、いずれもイが不在。
「同組でプレーすると、ボミさんは、バーディーパットをポンポンと入れてくる。私はパッティングが得意でも、そのプレッシャーを感じて…」。Meijiカップも2位に終わった。北海道の仇は北海道で。まさに最終日は絶好のリベンジチャンスだ。この日は、2番から3連続ボギーと苦しいスタート。しかし、じっくりとチャンスが来るのを待って、イーブンパーでしのいだ。
「2番は仕方がない。3番で次のホールで頑張ろう、と自分に言い聞かせたけど、さすがに4番ではイラッときた。ストレスを溜めるのは体とゴルフによくない。まわりから見えないよう、聞こえないように、自分を叱りつけたらスカッとした。私の記事が載っている写真って、しかめっ面をしていることが多い。ぜひ、今日は、笑っているものをお願いします」。
また、鈴木は夕陽が似合うゴルファーだ。その要因は、いつも夕暮れまでたっぷりと練習をしているからだろう。今週は、グリーンの端から端までといった、超ロングパットをメニューのひとつに加えた。「あるわけがない、と思っていたけど、1日目も2日目もそんなシーンがありました。ロングパットをやっておくと、距離感が合う。成果が出ています」と解説している。3日目、インタビューなどが終了したのは18時。だが、足早にドライビングレンジへ向かった。日没は18時15分だったが、あたりが暗くなってもパッティンググリーンに場所を変えて、ストロークの調整に余念がない。
イの出場試合3連勝をストップするためには、細心の準備も必要だ。イチローも話している。『準備というのは、言い訳の材料となり得るものを排除していく』。
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