「頑丈な身体に産んでくれた両親に感謝」鬼澤信子がレジェンズツアー3連勝！

　2016年度LPGAレジェンズツアー第3戦 『アリナミンVカップ』（賞金総額1,500万円、優勝賞金225万円）の最終日が、岩手県滝沢市のメイプルカントリークラブ（5,927ヤード／パー72）で行われた。

　最終日は、4位タイからスタートした鬼澤信子がこの日71をマークし、通算2アンダーでレジェンズツアー今季3連勝を飾った。2打差の2位には白戸由香、3打差の3位に鈴木佳恵が入った。（天候:晴れ　気温:29.7℃　風速:2.2m/s）

　ティーインググラウンドで目を閉じ深呼吸し、左で素振りを5回。レジェンズツアーでも鬼澤信子のルーティーンは変わらない。1番パー5でイーグル逃しのバーディーを奪い、幸先の良いスタートを切ったが、2番では「追う立場なので、ボギーは打ちたくなかったが、グリーンが難しかった」と3パットのボギー。しかし、すぐさま3番、4番で連続バーディーを奪い、前半を35で折り返した。後半も2バーディー、2ボギーでまとめ、通算2アンダーでトップを逆転。レジェンズツアー3勝目を飾った。

　先週の『シブヤカップ』で優勝し、今週月曜日には『日本女子オープンゴルフ選手権』の最終予選会で36ホールをラウンド、見事出場権を獲得した鬼澤。「3連勝は、ちょっとだけ自分を褒めてもいいかな（笑）。大好きな先輩達と各地方で美味しいお酒を飲んで、その土地の美味しい食べ物を食べて、たくさん笑うのが一番ですね。でも今回は、本当に疲れた。頑丈な身体に産んでくれた両親に感謝したい」。そう語ると、ゆっくりと深い息を吐いた。

　「これからもお客さんがいっぱい入るステップアップツアーの山陽新聞があるし、メジャーの女子オープンも待っている。自分の身体を整えて向かっていかないと、特にメジャーは戦えない。覚悟していますよ。でも、現場が一番。ロープの内側で戦える事が一番ですよ。もっともっと練習して実りの秋にしたいね」。レギュラー、ステップアップ、レジェンズの3ツアーを股にかけ、鉄人・鬼澤の進撃は続く。