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2016.9.28

practice round プラスワン~藤田さいき~

<Photo:Chung Sung-Jun/Getty Images>

日本女子オープンゴルフ選手権 烏山城カントリークラブ 二の丸・三の丸コース(栃木県)

 期待をかけられ、それに応える。これぞ、プロ冥利というものだ。藤田さいきにとって、今回の日本女子オープンゴルフ選手権は、特別な意味がある。地元開催。これが大変だ。「出場資格がなかった。でも、親戚や知人から当然、出るものだと思われていたから、予選を通過することに必死。それはもう、死力をつくして頑張ったと自分でも思う」。

 最終予選は、ニトリレディスゴルフトーナメント最終日翌日の8月29日だった。北海道から神奈川へ移動して、2ラウンドの勝負。「最後の方は、フラフラで夢の中でプレーしているような…。予選通過でホッと胸をなでおろした」という。

 そうはいっても、それだけではすまない。今度は周囲が優勝を期待しているからだ。今夏の甲子園では自宅から近い作新学院が全国制覇するなど、イケイケのムードが漂ってしまうのも無理はない。ということで、プロゴルファーの兄、勇樹がキャディーを。「コンビを組むのは4年、いや、5年ぶりでしょうか」。加えて、烏山城カントリークラブは、高校時代から慣れ親しんだコースだ。「コースを知っているのはプラスだというけど、あんまり、知りすぎているのもどうかなぁ。打った瞬間、いいのか、悪いのかが自分でわかるぐらいですからね」と苦笑していた。

 プロゴルファーは、人一倍、地元愛が強い。藤田は、栃木県の魅力を、「災害が少なく、とても住みやすい」と話したが、「そうともいえませんね。実は、私を育ててくれたコースが去年、台風の影響で陥没するなど、ものすごい被害をうけて、どうやら閉鎖することになったみたい。本当にさびしい」。地元のために、陰に隠れてさまざまな社会貢献をしている。「目立つのは嫌いだから」といいながら、鹿沼市の特使という肩書も。

 取材が終わると、「話を聞いてくださって、ありがとうございます」と深々と一礼をしてくれた。いい人だなぁ、と思う。だから、地元の人たちが声援を送る。特別な戦いが29日、スタート!

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