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2016.10.16

サンデーバックナインでハーフベスト更新! 曽田千春がステップアップツアー初優勝!

 2016年LPGAステップ・アップ・ツアー第17戦『うどん県レディース 金陵杯』(賞金総額1,500万円、優勝賞金270万円)の最終日が、香川県仲多度郡の満濃ヒルズカントリークラブ(6,408ヤード/パー72)で行われた。最終日は、3位タイからスタートした曽田千春がこの日68をマークし、通算6アンダーでステップアップツアー初優勝を飾った。通算5アンダーの2位タイに城間絵梨と山内日菜子、通算4アンダーの4位には、田辺ひかりが入った。(天候:曇り 気温:25.3℃ 風速:1.3m/s)

 「前半終わってまさか自分が優勝出来るとは思ってもいませんでした」と優勝インタビューで、目を丸くしながら話しはじめた曽田千春。「ドライバーが左に曲がっていて、前半は苦しくてなかなかうまくいかなかった」と3番で3パットのボギーを叩くなど、前半を37で折り返した。「後半はショットがピンに寄ってくれたし、パットも良かった」。12番でカラーから5メートルを沈め、バーディーを奪うと、13番、14番と2メートルに付け、3連続バーディー。「まだ諦めないでやろう」と気持ちを引き締めなおした。16番では9メートルのバーディーパットを沈め、この時点で通算5アンダー。首位の山内日菜子に追い付いた。「目の前の事しか考えていなくて、気付いたら5アンダーでした。18番のティーインググラウンドで、トップに並んでいる事が分かったけど、最後まで緊張せずに出来ました」と3打目をピン左上1メートル弱に付け、見事バーディーを奪い、後半だけで5アンダー。優勝争いの中で、自身のハーフベストを更新し、ステップアップツアー初優勝を決めた。

 「うれしいんですけど、まだ信じられないです。“本当に自分が優勝?”という感じですね。でも、この優勝で両親やコーチ、所属するゴルフ場にちょっとは恩返し出来たかな」とはにかみながら微笑んだ。来週は、ステップアップツアー最終戦『京都レディースオープン』が曽田の所属する城陽カントリー倶楽部で開催される。「ステップアップツアー二連勝は、コースが難しいので(笑)。今回はウッドで打ってもグリーンで止まってくれたけど、城陽はそうはいかないです(苦笑)。優勝出来たっていうのは自信になるけど、来週は、今週のように優勝争い出来たらいいかな」と出場する誰よりもコースを熟知している曽田ならではの慎重なコメント。

 この優勝でレギュラーツアー4試合と来年の『フジサンケイレディスクラシック』の推薦出場権を獲得した。「レギュラーツアーは、出場した事がないから、緊張するとは思うけど、どんなコースでも1アンダーやパープレーで凌げるようにプレーしたい。これから武器にしていきたいパットや小技をもっと練習して、レギュラーツアーに挑みたい」。今年からステップアップツアーに出場し、13試合目で初優勝という栄冠を勝ち取った曽田が、まずは、ステップアップツアー二連勝をかけ、ホームコースに凱旋帰“京”する。

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