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2016.10.27

渡邉彩香、苦悩の日々を語る 『全ては自分のため』

<Photo:Chung Sung-Jun/Getty Images> 

 2016年LPGAツアー第33戦『樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント』(賞金総額8,000万円、優勝賞金1,440万円)が10月28日、埼玉県飯能市・武蔵丘ゴルフコース(6,580ヤード/パー72)で開幕する。27日はプロアマ大会が開催された。 

 あれから1年-。渡邉彩香が、ディフェンディングチャンピオンとして迎えた今大会は、あらゆる意味でカギを握る1戦となりそうだ。「後半戦へ入って、予選落ちなど、とにかくひどい。調子が悪いことを認めたくはないけど、今の自分はそれをしっかりと受け入れている」と話す。では、原因はどこにあるのか。「生みの苦しみといったらいいのか、スイングなどを修正中です。クラブを上げる際、どうしても手であげてしまう。もっと肩をなめらかに使い、体の回転でクラブをあげていく。元々、シーズン中、そういったことはしなかった。でも、やろうと自分が決めたことだから、やり続けてモノにします」と意気込みを語っている。

 苦しい時、ひとりで悩むことは大切。しかし、世の中、頑張っている人には救世主が現れるものだ。「時々、今年はOBを何発打ったのだろう。今まではそれほど悩んだことはなかったけど、そんなことを考えて…。でも、ムードが暗くなったことはありません。きょうは、樋口(久子)相談役と同組で、スイングなどを客観的にみてくださった。目指していることは間違いない、とおっしゃっていただき、ホッとしています。きょう、プレーした感じも良かったし、イメージや相性がいいコース。今大会がきっかけになると信じている」。昨年も予選落ちが続いていたが、アクサレディスゴルフトーナメントin MIYAZAKIで今回と同じように、樋口とプロアマ大会で回り、浮上のきっかけをつかんだ。

 プロ、アマを問わず、ゴルフは悩みに次々と直面するスポーツ。よく、選手はそんな時のために、気分転換、ゲン担ぎを行うが、「私は、そういうことを一切、つくらない。それしかできなくなること、もしうまくいかなかったら、もっと悩みが深くなることだけは避けたいと思う。結果が出ない。勝てない。どうして? と自問自答しながら、行くのもいいと思う。だって、すべてが自分のためですからね」。苦悩と栄光は、紙一重の差かもしれない。

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