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2016.10.28

申ジエは早起きで発奮 午前6時30分の決意 

<Photo:Chung Sung-Jun/Getty Images>

樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント 武蔵丘ゴルフコース(埼玉県)1日目

 申ジエ流・賞金女王への道は、スタート3時間前のコース入りでスタートした。「日本には、早起きが三文の徳という、ことわざがあると聞きました。きょうの私はまさにそうです」。首位タイとはいうものの、6バーディー、3ボギーの内容は、安定感を売り物にする申には珍しい。「これがゴルフです。でも、17、18番の連続バーディーは2日目以降、私の爆発力につながるでしょう。満足です。最後まであきらめずにプレーできたのは、皆さんのおかげだと思います」。

 1日毎に寒さが増している。この日、クラブハウスへ到着したのは、午前6時30分前だった。「とっても、寒かった。しかし、驚いたのは、そんな寒さにもかかわらず、多くのギャラリーの皆さんが、パッティンググリーンのまわりにいらしたことです。こんなに朝早くから、私たちのプレーを楽しみにしてくださる皆さんがいてくださる。本当に幸せだ。ゴルファーになって良かった。日本ツアーへ来て心から良かったなぁ、と感じましたよ。だから、きょうは自分のためではなく、皆さんのために一生懸命、持っている力を発揮できたと思います」と振り返っている。

 さて、通常はスタートから2時間前のコース入りを1時間早めたのは、今回を含め、ラスト5戦でスパートをかける狙いがあった。「せっかく、この位置(賞金ランク3位)にいるわけですから、ぜひ、タイトルを。日本女子オープン選手権競技以降、試合をスキップして千葉で合宿をしたのは、そのためでした」。技術というよりも、スイングチェックなどの軽い調整を自分で行ったそう。そして、最大のテーマは、フィジカルだった。

 「ゴルフの技術的なものは、シーズンがここまで深まってきたら、帰る必要はない。むしろ、新しいことへ取り組むことはリスクが大きいです。ただ、いいプレーをするためには、まずは体力と精神力。フィジカルのコーチ、2人がつきっきりで私1人にものすごい指導をしてくれた。ウエートトレーニングは、特にきつかったですけどね」。さらに、「最終戦の後、きっと私が女王になっているかも…。うふふ」と自信満々の笑みを浮かべた。

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