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2016.11.4

好ムードで上昇 堀琴音、3年目の進化

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

TOTOジャパンクラシック 太平洋クラブ 美野里コース(茨城県)1日目

 いつものツアーとは違うムードに乗せられ、堀琴音が首位から3打差と、まずまずのスタートを切った。「練習ラウンドから、何か違う? そんな雰囲気でした。夏に出場した全米女子オープンに近いかもしれない。懐かしいです」と話す。そんな違いが、プレーにも表れた。「ショットは完調とはいえなかったけど、風の読みなど、うまくできた。16番以外は、ですけど…。欲をいえば、2つのボギーがもったいない。でも、今日の目標はアンダーパーでプレーすることだったので、まずは良し、としましょう」。

 今大会は成績の他に、もうひとつ楽しみにしていることがある。ステイシー・ルイスと同組でプレーすることだ。仮に、この日は4アンダーでプレーしていれば、2日目は同組の可能性があっただけに残念無念。「ルイス選手は、とにかく格好いいです。それから、ガッシリ体形ではなくても、ショットメーカーでしょう。見習いたい。一緒に回れば、学ぶことがたくさんあると思う」という。

 今週のテーマは、「挑戦」だ。「世界のトップ選手に入って、今の自分がどこまで戦えるか。その気持ちをもっている。かといって、特別なことはしていない。プレースタイルは、いつもと同じです」。プロ3年目。昨シーズンが初のシーズンフル参戦だが、その経験を活かして今秋の充実ぶりが際立つ1人。「去年はシーズン終盤、試合の出場権を得るため、マンデーなどに出ることが多く、大げさにいうと、1週間で2試合を行っている感じでした。肉体よりも、精神的に苦しい。そんな経験をしたことが良かったと思う」と自己分析を行っている。

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