３度目の勝利はならず　笠りつ子は悔しい２位

＜Photo：Atsushi Tomura/Getty Images＞

伊藤園レディスゴルフトーナメント　グレートアイランド倶楽部（千葉県）最終日

　通算７アンダーの２位タイからスタートした笠りつ子。土壇場の18番ホールでバーディーを奪いイボミとのプレーオフに持ち込んだが、プレーオフ２ホール目で惜しくも破れた。 「プレーオフにはなりたくないなと思っていたんですが、ボミとはやりたいなというのはありました」。

　これまでプレーオフの経験は２回あるが、その２回共に相手はイボミで、勝率は２戦２勝の10割。良いイメージがあっただけに、賞金女王レースのことも考えればどうしても勝ちたかった勝負だったが、最後は力尽きる形となった。 「前半は良い感じでプレーできていたんですが、後半になってがっつきすぎて。パッティングでのミスもありました。ただ、16番、18番でバーディーが獲れたのは良かった。プレーオフでは負けましたが、悔いはないという感じです」。

　イボミとの獲得賞金の差は約4,000万円強。賞金女王になるには残りの２試合を連勝することが最低条件となるだけに、厳しい状況になった。 「ボミに勝たせてしまったのは良くなかったですが、自分のベストは尽くせたと思います」。わずかな可能性にかけ、逆転賞金女王に向けて残り２試合にのぞむ。