1. ホーム
  2. ニュース&トピックス
  3. 別次元の自己ベスト 原江里菜がロケットスタート

2016.11.17

別次元の自己ベスト 原江里菜がロケットスタート

<Photo:Masterpress/Getty Images>

 2016年LPGAツアー第36戦『大王製紙エリエールレディスオープン』(賞金総額1億円、優勝賞金1,800万円)が11月17日、愛媛県松山市・エリエールゴルフクラブ松山(6,474ヤード/パー72)で開幕した。大会1日目は絶好のコンディションに恵まれ、好スコアが続出。7連続を含む、10バーディー、1ボギーの63をマークした原江里菜が、9アンダーで首位に立った。2打差の7アンダー、2位は森田遥、3位の6アンダーに全美貞、山城奈々が追う。ディフェンディングチャンピオンのイボミは2アンダー、25位タイ。(天候:晴れ 気温:18.7℃ 風速:1.3m/s)

 あと1つでツアータイ記録。この日、63をマークしてエリエールゴルフクラブ松山のコースレコードを更新し、首位に立った原江里菜は、「惜しかった。もうひとつ早い13番からバーディーが決まっていれば、チャンスはあったと思う。でも、3番は池へ入れないようにだけを考えた。今日のゴルフを台無しにしない方を優先したので、ピンを狙っていかなかったです」と笑っていた。

 うぐいすの声とまではいわない。でも、原江里菜の現在の声を耳にすると、気の毒になる。「4週間ぐらい前から、風邪が治らない。体は元気でも、ノドがちょっと…。せきが出ます」。秋を迎えてから、体調やゴルフの調子がいまひとつだった。ところが、前週の伊藤園レディスゴルフトーナメントから、見違えるように良くなったという。

 「やはりパッティングです。素振りのストロークと同じスピードで打つ。それを意識したら、本当にフィーリングが合ってきた」。もっかの賞金ランキングは18位だが、順位よりもより具体的な賞金額で目標を再設定。年間5000万円突破を、残り2戦で目指す。「優勝はツアー開幕前からの目標。こちらも、ぜひ達成したい。そのために、とてもいいスタートが切れた」。

 さらには、優勝を飾れば生涯獲得賞金が4億円を超える。「すごい数字だなぁ、と感じます。私がプロになった際、両親は今までかかった費用などを含めて、1億円を稼いでくれれば…。そんな話をしていた。記録はプレーをする上で本当に励みになりますね」とも語っている。

 63のスコアは自己ベストタイ記録。2008年NEC軽井沢72ゴルフトーナメントでマークして以来だ。「スコアは同じでも、あの時とは内容が違う。軽井沢では何をやってもうまく行く。根拠のない自信の上で出したものです。だけど、今回は、ゴルフはうまくいかないことを自分がしっかりと理解している。6番でボギーの後も、残りホールを冷静にプレーできました」といい、「前週に自分が感じた手応えが、次の試合で発揮できた。スコアに表せたことがすごくうれしい。あすからはとにかく冷静にプレーします」と締めくくった。

このニュースをシェアする

記事検索記事検索ARCHIVE

年を選ぶ arrow
月を選ぶ arrow
カテゴリ arrow
search検索