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2016.11.20

イボミ 2年連続の賞金女王確定 宮崎で有終の美を…

<Photo:Masterpress/Getty Images>

大王製紙エリエールレディスオープン エリエールゴルフクラブ松山(愛媛県)最終日

 2年連続の賞金女王が確定。イボミは、安どのタメ息をつきながら、「うれしいよりも、休みたい、が正直な気持ち。本当はトップ10に入れれば良かったけど、今日はいいプレーができた。18番で、3メートルのバーディーパットが決まって本当に良かったです」と話した。

 喜びよりも苦悩の連続が、頂点を守ることの難しさだ。「争うことが、とてもしんどい。今年はずっとそれをしてきたから。たとえ、体調が悪くても、試合へ出場する以上、練習を怠けるわけにはいきません。かといって、練習をすればすごくダメージが残ることがあった。日本女子オープン選手権競技あたりで、それがピークに。スケジュールをどうするかなど、シーズン終了後には、じっくりと検討しないといけませんね。でも、来年がまたプレッシャーです」と本音を語っている。

 とはいうものの、さらなる進化を遂げるのは、いったいどうしてだろうか。もちろん、ゴルフが好きであることは当然だが、「苦しい時は、家族やファンの皆さんのことを考える。そうすれば、一生懸命にやろうとエネルギーがわいてきます。振り返ってみると、21歳の時の私は、28歳で引退することを考えていた。それがどうでしょう。28歳で絶好調になりました。だから、引退はいつなど、考えてはいない。1日でも長く、皆さんにいいプレーを披露したいから」。

 今大会も不思議なことを味わったという。「最終日、私は3日目までの成績が悪かったから、インスタート。でも、朝からたくさんのギャラリーが私の組を応援してくださいました。優勝争いをしているわけでもない。何で、応援してくれるのか…。ギャラリーの皆さんの呼吸を感じました。笑ってごあいさつできて、良かったです」。

 さて、次週はツアー最終戦だ。公式戦制覇を今季の目標に掲げるイだけに、「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップは、強い気持ちで行きます」。

 女王の表情が一層、引き締まった。

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