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2016.12.4

笠りつ子、無念の準優勝 『もっと技術を磨く』

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

 LPGAが特別後援する世界4大ツアーの対抗戦『THE QUEENS presented by KOWA』(賞金総額1億円 優勝チーム賞金4,500万円)が12月4日、愛知県みよし市・三好カントリー倶楽部西コースで、大会最終日が行われた。この日は、シングルス18ホールマッチプレー。優勝決定戦では、韓国ツアー代表が、V2を狙った日本ツアー代表を破り、昨年の雪辱を果たした。また、3位決定戦では欧州ツアー代表が、オーストラリアツアー代表を下している。(天候:晴れ 気温:16.3℃ 風速:0.7m/s)

 絶対、V2を合言葉に今大会へ臨んだ日本ツアー代表。しかし、韓国代表の圧倒的な強さの前に、無念の準優勝に終わった。「粘り強さがある。パッティングがすごくうまい。結果は悔しいけど、学ぶことがたくさん」という。そして、自身のプレーに触れ、「後半に入って、体が思うように動かない。ちょっと疲れていたのかなぁ。でも、気持ちはいつも燃えていた。なぜかといえば、きょうリザーブになった吉田(弓美子)さんの分まで、と思っていたから。ふがいない結果に終わって申し訳ない。日本人全員が技術を磨く必要がある、と痛感した」と、笠りつ子は唇をかんだ。

 特に笠が印象に残ったのは、対戦したジャンスヨンのリカバリーショット。オールスクエアで迎えた、パー3の16番でティーショットをグリーン左の土手下へ打ち込んでしまうが、3Wで見事にピンチを脱出。「あんな技を初めてみた。みせつけられましたね」と脱帽している。とはいえ、人生初の主将という経験が笠を大きくしたことも確かだ。

 「キャプテンを引き受けて、本当に良かった。やる気が全身に満ちていた。うれしかったのは、まわりの選手などが、支えになり、私を盛り上げてくださったことです。でも、リザーブを誰にするか? 毎日、悩んで、悩んで、悩みました。勝つためにはベストの選択をしなければならない。ゴルフは個人競技です。普段は自分が頑張ればいい。ダメでも、自分ひとりが責任をとればすむわけです。だけど、団体ではそうはいきません。たとえば、野球の監督や、サラリーマンの皆さんの気持ちも、少しだけですけど、わかった気がします。この経験は人間として一生の財産になる」。泣いて馬謖を斬る、諸葛亮の心境をも味わった。

 また、会見にはチーム最年少の堀琴音が同席した。「17番のパッティングが悔やまれる。残りの17ホールはすべて攻めの気持ちでいけたのに…。あの1ホールだけ、守りに行こうとしてしまった。貴重な経験をしたけど、(吉田)弓美子さんのために、引き分けではなく、勝ちたかったです」と絞り出すように語っていた。そうはいっても、いいチームだなぁ-そう感じるシーンも。笠が質問へ答えている時は、その顔をジッとみながら、何度もうなずいている。最後に、堀は「りつ子さんがキャプテンで、本当に良かった」。この時、今日初めて、笑顔をのぞかせた。

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