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2016.12.20

プラスワン ~ささきしょうこ~

 一生に一度の新人賞。ささきしょうこが、晴れのステージにセレクトしたのは、百花の王・牡丹の花をあしらった白地の振り袖だった。「私は6月生まれ。着物では、牡丹は6月の花ということを聞きしました。それで、白地に牡丹の柄を選んだ。どうですか?」。今年の6月8日が20歳の誕生日。家族だけでパーティーが行われた。「初めて、口にした赤ワインがとてもおいしい。あの時、"今年優勝する"と誓った。それが7月、実現するとは今でも信じられません。優勝を飾ったあと、今度は強く新人賞を意識するようになった」と振り返っている。

 ゴルフを始めたのは9歳。そこから11年が経った。「もうそんなにゴルフをやっているんだ、という感じです。早かった」。フーッとタメ息をつく。初優勝の『大東建託・いい部屋ネットレディス』は無欲の勝利。というのは、「アマチュアの頃から、狙って勝ったことがない。大東建託でも最終日、3位タイからスタート。前半バーディーが2つ来ても、勝てるなんて少しも思わなかった。それどころか、またダメだろう…。そんな感じです」という。

 小学生時代、『スタジオアリス女子オープン』の第1回ジュニア・カップへ出場。2位に2打差をつけて最終ホールを迎えたが、『8』の大叩きで涙をのんだ。プロテストに合格した昨年、ステップアップツアーの『京都レディースオープン』でも最終日、6番まで首位を快走しながら、7番で『11』。悪夢が再び、だった。

 勝つことの難しさを痛いほどわかっているからこそ、優勝を20歳の誓いにしたのだ。1勝で人生が変わる、とはよくいわれることだが、ささきはその意味を今オフ、心の底から実感中。「賞をいただくなんて、小学生の感想文コンクール以来です」と笑っている。すでに、GTPAルーキー・オブ・ザ・イヤーに輝き、この日はLPGAアワード新人賞、日本プロスポーツ大賞新人賞と2つの表彰を受けた。さらに、故郷の兵庫・加古川市から、「さわやか市民賞」が贈られることになっているという。

 勝負は時の運とはいわれるが、勝者と敗者では天と地ほどの違いがある。優勝して実感した、2016年だった。

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