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2017.3.12

final day プラスワン~藤本 麻子~

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

ヨコハマタイヤゴルフトーナメント PRGRレディスカップ 土佐カントリークラブ(高知県)最終日

 長いようで、短かった1週間。クラブ契約先の今大会は、藤本麻子にとっての大仕事だった。「こんなに応援してくださるなんて、本当に有難いです。先週の開幕戦はかなり緊張の連続だったけど、今回はしっかりと考え、より慎重に、を心掛けた。このコースは、とにかく難しいというイメージばかりが脳裏を過るから」。ワイルドなイメージとは対照的で、フィーリングは繊細だ。

 スポーツは万能。「何をするのも、父と一緒だった。父は元々、体操をやっていて、空手やスキーなどを始めたのもその影響。保育園の時から、自分でいうのもおかしいけど、男の子と遊んでいた。竹馬、駆けっこなど、体を動かすことが大好きだったから、女の子とではちょっと合わなかったのかも…。将来はスキーの選手になりたくて、冬は北海道のスキー場にこもっていた。モーグルの選手を目指し、上村愛子さんに指導を受けたこともある」という。

 ゴルフを始めたのは意外なきっかけだ。「父が会社の人に誘われ、ゴルフをやらなければならない。そこで一緒に練習場でクラブを握ったわけです。1カ月間、毎日練習してコースデビューしたのは、小学4年。スコアが154です。楽しくて、また明日もゴルフへ行こう、とおねだりしたら、『学校へ行け!』当たり前でした。だって、翌日は月曜日です」。小学校卒業まではダンス、ジェットスキーなど、二刀流にとどまらず、何刀流も兼ねていたが、中学進学と同時にゴルフに絞った。「迷いはなし。一番、ゴルフが楽しかったからです」。

 昨シーズン、藤本は足首の故障などが重なり、楽しいゴルフとは無縁だった。賞金シードが49位。それも確定させたのは、大王製紙エリエールレディスオープンと、ギリギリでつかんだものだ。「苦しかった、あの時の気持ちを忘れずにいきます。かといって、気負わずに…。自分を信じて楽しくプレーが第一でしょう」と前置きし、「プロアマ大会でご一緒した、小林(浩美)会長からそれを学びました。いつも笑顔を絶やさず、とにかく楽しいラウンド。試合では笑ってばかりはいられないけど、スポンサーなどゲストとプレーする時は、そうありたい。勉強をさせていただきました」と感謝のメッセージを加えた。

 もうひとつ。女性として、「肌を気にしている。日焼けなどのお手入れや、ニキビなどもできないように気をつけています」。プロゴルファーは魅せることも、大切な役割のひとつだ。肌もまた、命-。

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