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2017.4.1

イミニョンが日本ツアー初Vに王手!

<Photo:Matt Roberts/Getty Images>

 2017年度LPGAツアー第5戦『ヤマハレディースオープン葛城』(賞金総額1億円、優勝賞金1,800万円)の大会3日目が行われた。昨日からの雨が、この日も1日中振り続き、4月とは思えないほどの寒さとなった。(天候:曇り 気温:8.8℃ 風速:0.5m/s)

 そんな難コンデションの中、首位と4打差の3位からスタートした韓国のイミニョンが6バーディー、2ボギーの4アンダー68をマーク。通算7アンダーとして単独首位に立った。この日はパッティングがよく決まってくれたと振り返るイだが、実はパッティングは一番苦手とのこと。「ラインはきっちり読めていても、手が思うように動かないんです。パッティングは練習も好きじゃないんです」と苦笑い。

 自身のプレースタイルは堅実だと分析しているが、確かに今日のような悪天候の中でも淡々とプレーする姿が印象的だ。ただ時折見せる愛くるしい笑顔は日本でも人気が出るような気がする。

 韓国ツアーでは4勝を挙げており、トップ10フィニッシュの常連として有名だったとか。昨年のQTランキング4位の成績で今季のレギュラーツアーの出場権を得て、日本へ乗り込んできた。開幕後の4戦でベスト10フィニッシュが2回と早々に持ち味の安定感を発揮している。2015年に腎臓がんと診断され、一時は死を覚悟した過去がある。幸い早期発見で手術は成功し、その後もすぐにツアーへ復帰することができた。そんな経験をしているからこそゴルフができることの感謝を常に感じながらプレーしているとのこと。今回訪れた優勝のチャンスにも「まだ早いです」と謙遜して答えるが、ポテンシャルの高さは十分に証明されている。

 明日の最終日はどのようなプレーを見せるのか。注目したい。

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