2017.4.27
福嶋浩子 不惑を前に新たな一歩を-
<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
2017年LPGAツアー第9戦『サイバーエージェント レディスゴルフトーナメント』(賞金総額7,000万円、優勝賞金1,260万円)が28日、静岡県三島市・グランフィールズカントリークラブ(6,501ヤード、パー72)で開幕する。27日は指定練習日。出場108選手が入念に最終調整を行った。
不惑への階段をまた一歩。福嶋浩子は現在、自問自答の日々を送っている。「今回が、人生初のディフェンディングチャンピオンです。とてもいい気分。ただ、こんなに難しいコースで、よくアンダーパーでプレーできたなぁ。だって、練習ラウンドで、1日3オーバーぐらいと予想していた。それぐらい難しい」と話した。同時に、ちょっとした変化に戸惑いが…。
「気持ちと体が一致しない。気持ちはすごく前向きでも18ホール、体力がもたないというか、歯がゆい。年々、そういう状況になっている」と説明した。8月30日、40歳の誕生日を迎える。「オフは、これまで以上に体を動かした。それなりの準備をしたつもりでも、シーズンへ入ると突然、クラブが重い」。予選落ちが続き、姉の晃子に相談すると、「年齢的なもの。クラブを自分に合わせていくしかない。誰でも通る道」とアドバイスを受けた。
というわけで、前週には軽量ドライバー、今週からカーボンシャフトへスイッチし、戦闘態勢を整えている。「思い切りがついたのも、ディフェンディングチャンピオンの大会だからです。でも、1年が経つのは本当にはやい」。はやいと感じるのは、それだけ充実した人生を送っている証でもある。13歳でテニス、バスケットボール、ゴルフの3つから、どれを選択するか-のターニングポイントがあった。
「すべて好きだったけど、一生涯、プレーしたいから」という理由でゴルフを選んだ。「良かったです。やればやるほど、その奥深さに魅せられる」。昨年の大会では、優勝会見かで口にしたコメントが、LPGAアワードのメディア賞ベストコメントに選出された。LPGA初の姉妹Vなど、記録にも記憶にも残る優勝から1年。立ち止まるわけにはいかない。
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