2022.5.1
攻めた上田桃子 最後までギャラリーを魅了
<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
パナソニックオープンレディースゴルフトーナメント 浜野ゴルフクラブ(千葉県)最終日
最終日に魅せた。肌がひりつくような展開を、上田桃子が演出。ディフェンディングチャンピオン、そしてプロフェッショナルの意地が見え隠れする素晴らしいプレーだった。
連日、最終ホールでバーディー奪取。この日も5Iを手にして、果敢に2オンへ挑む。「イーグルトライは、6メートル。下り傾斜で3パットを誘っていた」と状況を説明。続けて、「(イーグルは)逃したけど、ギャラリーの皆さんが十分に楽しんでくださったでしょう。逃げることはなかった。ピンへ向かって打ちましたよ。ワォーと思っていただけたかなぁ」と心情を解説した。バーディーフィニッシュはあすへ、次週へもつながる。
急性胃腸炎のため、前週を欠場。病み上がりで練習不足だったが、「体調はそれほどよくはなかったです。でも、ディングチャンピオンとして恥ずかしくないプレーをしたかった。最後まで全力のプレーができたと思います」といいながらも、敗戦の悔しさを少しだけにじませた。
次週は「優勝したい」と公言し続けた公式競技。「今週、コーチにキャディーをお願いして、試合でさまざまなチェックを行った。こういうショットから、ミスが出やすい-など、よくわかったことも収穫。次週までに修正すれば、同じミスはしませんよ」。9T→6T→3位タイと、ジワリジワリ調子をあげてきた。
すべてが整い、いざメジャーである。
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