リフレッシュ、リラックス　木戸愛が目覚めた

＜Photo：Atsushi Tomura/Getty Images＞

サイバーエージェント レディスゴルフトーナメント　グランフィールズ カントリークラブ（静岡県）1日目

　5バーディー、ノーボギーの好発進。木戸愛は好調の理由を、「とてもショットが良かった」と話した。さらに、「先週、試合を休んで心、体、頭までリフレッシュできた。今大会に備え、良い準備ができたと思う」。危なげがない。それどころか、もっとスコアを伸ばせたかもしれない。ギャラリーがアッと驚いたのは13番のパー4。残り129ヤードの第2打が直接カップインしたものの、アンラッキーなことに飛び出してしまった。

　「カップのふちから1回入ったのに、うーん残念。あのままならイーグルだったのに…」と複雑な心境ものぞかせたが、幸運は明日以降にとっておいた方がいい。「今日は大きなピンチがなく、スムーズにプレーできた。これからですね。私が試されるのは」と2日目に向け、より一層、気を引き締める。

　前週は練習や、トレーニングの他に「できそうで、できないことを行った1週間でした」。男子ツアーを観戦した他、浅草で食べ歩きをしたという。「私は、食べることが大好き。カフェに入り、スイーツなどたくさんです。思いのままに好きなことを。たまにはゴルフから離れることがあってもいいと感じた」と明かした。

　また、今回は父・修さんが帯同している。「お願いして来てもらいました。1人で夕食を食べるのは味気ない。一生懸命やっていれば、いい日がくる、とスポーツ選手の先輩として話してくれた」。最も難しいといわれるプロ2勝目へ向け、どっしりと構える姿勢が好印象だった。