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2017.5.7

キムハヌル、公式戦連覇で2週連続のGW

<Photo:Atsushi Tomura&Matt Roberts/Getty Images>

2017年LPGAツアー公式戦『ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ』(賞金総額1億2000万円、優勝賞金2,400万円)大会最終日が7日、茨城県つくばみらい市・茨城ゴルフ倶楽部西コース(6,670ヤード、パー72)で行われ、キムハヌルが通算9アンダーで2週連続優勝を飾るとともに、公式戦V2を飾った。通算6アンダー、2位タイはコジンヨン、レキシー・トンプソンが入り、川岸史果が通算5アンダーの4位。 (天候:晴れ時々曇り 気温:22.0度 風速:2.7m/s)

 韓国で5月8日は両親の日。2週連続Vのキムハヌルは、「素晴らしい親孝行ができました」と言葉を弾ませた。首位で迎えた最終日。「スタートホールのティーグラウンドは少し緊張した。でも、きょうは同組の2人は、名うての飛ばし屋。私は私と割り切っていたから、自分のプレーに徹することができた」と話す。作戦は変更なし。「手前から攻める。グリーンの奥へこぼすと、とても難しい。公式戦は、シンプルに考えたほうがいい」と強調した。

 ライバルに付け入るスキを与えなかった要因は、序盤の3連続バーディー。「3番で2メートルが入ったら、4番の7メートル、5番で2メートル。これはイケる、と感じた。油断はまったくしなかったけど、パッティングがとてもいい。狙うラインを迷った時は、細かいことは気にしない。真正面から行きました」と思い切りの良さも、勝利を引き寄せた要因にあげている。

 キムにとって、前週からゴールデンウイークといえるだろう。気を良くしているのは6日、LPGAへ会員申請書を提出したから。「まだ、理事会の承認が必要ですけど、1日もはやく会員になりたい。この3年間、TPD単年登録で日本ツアーへ出場しているけど、お客さんという感じがした。私は、会員としてプレーしたい。書類を提出して、背中に羽が生えてきたような気もしています」と興奮気味に語っている。

 とにかく、日本がお気に入りなのだ。そのひとつに満年齢がある。韓国では数え年がスタンダード。それも、年が改まってすぐ、28歳にもかかわらず30歳といわれるそう。「今年の元旦は、心がチクチクと痛んだ。30歳といわれたくないし、その準備ができていません。だから、28歳の日本は素晴らしい。日本でずっとプレーしたい、という気持ちがわかりましたか」。

 2度あることは3度ある。次週は3週連続優勝へチャレンジ。「母が日本へ来る予定です。来週14日は、日本の母の日、だから…」が理由だ。すでに今季の獲得賞金が5000万円を突破。賞金女王も視界にちらつく。「まだ、ボミさんにはかなわない。私はついていくだけ。最終戦まで精いっぱいプレーします。ただ、目標は年間3勝。今、調子がいいから頑張ります」と続けた。

 さて、この日は弟のテウォンさんが大活躍。SNSを駆使して、韓国で声援を送る両親の元に毎ホール、戦況を知らせている。「ゴルフの技術があがっているのは確か。体調管理などプライベートでも一生懸命やっている。身内がいうのもヘンだけど、きょうの姉はとても美しかった」と誇らしそうだった。

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