蘇った緊張感　申ジエ連覇へGO！

2017年LPGAツアー第11戦『ほけんの窓口レディース』(賞金総額1億2000万円、優勝賞金2,160万円)が11日、福岡県福岡市・福岡カンツリー倶楽部和白コース(6,308ヤード、パー72)で開幕する。10日はプロアマトーナメントが行われた。

　ディフェンディングチャンピオンの申ジエが調子を上げてきた。「前週の最終日、アンダーパーをマークできたおかげで、少しだけいい気持ち。きょうコースを回ったら、去年の記憶がジワリジワリとよみがえってきた。あしたから、きっといいプレーができると思います」と言葉を弾ませている。調子がいい－はこの日のウエアにも表れていた。「今年初めて、ショートパンツをはいた。明日以降はわからないけど、夏場へ向けて慣らしておかないといけません」と笑っている。

　昨年の最終日は、最終組でプレーしたイボミ、キムハヌルとデッドヒートを演じた。1988年生まれのライバル同士。「ちょっと味わえない、ものすごい緊張感でした。私は、それに飲まれないよう必死にプレー。一生の思い出です」と振り返った。コース攻略は砲台グリーンが多く、「第2打の距離感がとても大事。それと、グリーンがカタい。コントロールショットもカギを握ります。難しいから挑戦のしがいがある。いろいろなことを考えられる試合です」。いかにも申らしい奥深い話を。こういった時は、もちろん、連覇へ自信満々の証である。