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2017.5.28

final day プラスワン~木戸愛~

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

リゾートトラスト レディス オークモントゴルフクラブ(奈良県)最終日

 今季ここまで予選落ちが僅かに1試合だけという安定感の高いプレーを続けている木戸愛。この日は首位と5打差の2アンダー19位タイからスタートし、7位タイまで順位を上げた。しかし、14番ホールパー4でのダブルボギーが痛かった。前半を3バーディー、ノーボギーで折り返し、トップの後ろ姿が見えていただけに悔やまれる1ホールとなってしまった。

 「あのダブルボギーがもったいなかったですね。ディボット跡に芝が生え始めていたようなライで、大丈夫かと思ったんですが、ジャッジが甘かったです。優勝するにはそういう部分がまだ足りないんだと思います」。

 2012年の『サマンサタバサ ガールズコレクション・レディーストーナメント』での初優勝からなかなか手の届かないツアー2勝目。昨シーズンも優勝を目前にしながら、自らのミスで手放してしまうケースもあった。安定したゴルフをしながらも、あとちょっと何かが足りない。それを埋めるために日々努力を続けているわけだが、2日前の宮里藍の引退発表は、東北高校の後輩である木戸にとって何かを変える大きなきっかけになるかもしれない。初めて耳にした時は大きなショックで言葉がなかったと言うが。

 「本当にあれからずっと頭の中にありました。私も頑張らなければと、良い意味での刺激になりました。結果的にあのダブルボギーは痛かったですが、最後まで集中できてプレーできたのは、藍先輩のことが頭にあったからだと思います」。

 偉大な先輩の背中を追うことはできなくなるが、尊敬する先輩のようなプロゴルファーになりたい。改めてそう感じさせてくれた大会になったに違いない。

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