4連覇へ挑む申ジエ　『コースが私を呼んでいる』

　2017年LPGAツアー第16戦『ニチレイレディス』(賞金総額8000万円、優勝賞金1,440万円)が6月16日、千葉県千葉市・袖ヶ浦カンツリー倶楽部新袖コース(6,566ヤード、パー72)で開幕する。15日はプロアマ大会。また、各選手が最終調整を入念に行った。

　病は気から。シーズン前から原因不明の関節炎に悩まされてきた、申ジエが急上昇を示している。「コースに来た時から、自然にうれしくなってくる。コースが私を呼んでいるというのか、とにかく楽しい気分」。まるでスキップでもするかのようだ。それはそうだろう。今大会は2014年から3連覇中。昨年は2度あることが3度あったわけだから、3度あったことは、4度ないわけがない。そうはいっても、「優勝だけを目指すと、余計なプレッシャーがかかる。それがミスを誘発する。あせらないことですよ」と余裕がうかがえる。

　ただ、調整という点では、万全とはいかない。この日のプロアマ大会が、18ホールのラウンドは、リゾートトラストレディス以来。「ショットの調子が久しぶりでも、なかなか良かったです。いいプレーができたし、ホッとしました」と胸をなでおろす。グリーンが小さく、ショットの精度が試されるコースだけに、申は感性と、イマジネーションが研ぎ澄まされる。顔もニコニコしていれば、耳までもニコニコ。スマイルマークのピアスを装着し、いざ、V4へ出陣だ。