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2017.6.22

1st day プラスワン~成田美寿々~

<Photo:Masterpress/Getty Images>

アース・モンダミンカップ カメリアヒルズカントリークラブ(千葉県)1日目

 キャラクターは元々、アニメなどの登場人物を表す言葉。ところが、いつの間にか、一般社会にまで浸透し、『キャラが立つ』などの表現が誕生した。ゴルファーで、まず浮かぶのは、この人。それはそうだ。「プロになってから、自分がどんなキャラクターなのかを考えるようになった。かわいい、とはちょっと違う。突き詰めたら、今の感じに…」。あわせて、成田自身が命名した、『かわいこちゃんハンター』も、すっかり定着した。

 カメラマンが撮っていて「楽しい」という。静のスポーツながら、大胆なアクションを率先して取り入れた。「格好いいガッツポーズをずいぶん研究しました。もちろん、それを練習して、コースで実践するためです。当初は、かなり意識をしながらやってきたけど、今は自然に体が反応するようになったと思う」。素晴らしいプロ意識である。見られることを想定して、魅せる工夫を怠らない。同じ千葉県出身の長嶋茂雄さんは、空振りをいかに格好良く見せるかを研究。大きめのヘルメットをかぶり、フルスイングをする。「空振りで、ヘルメットが吹っ飛ぶ。お客さんが風を感じる」と説明した伝説は、あまりにも有名だ。

 成田も、どう見えるか-画像チェックを怠らない。「写真を見るのが、大好きですからね」。それが発展して、自身で撮影することが趣味になった。いつもデジタルカメラを2台持ち、さまざまな風景、人物、動物、建物、空など、ありとあらゆる被写体を撮り尽くす。「一生懸命、撮影するようにしたのは、去年のはじめぐらい。バス釣りと、趣味の二刀流でした。でも、バスが最近、釣れなさすぎ…。だから、小休止。今は、カメラばかりです」と話した。

 自分の世界を表現。SNSで公開する。「皆さんから、いいね、といってくださるから、張り合いがあります。もし、私がプロのカメラマンで、狙ってみたいプロゴルファーと質問されたら、(柏原)明日架でしょうか。仕草が同じだし、いいものが撮れそうな気がする」と思わせぶりな笑みを浮かべた。

 ちなみに、この日は珍しいスカート姿。「女子を出してみた。コース以外、スカートは履かない。小学生の頃から、パンツばかりでした」という。アンシネは、ひざ上30センチのミニスカートが売り物だが、「私は、15センチです」。新たなファン獲得に余念がない。「暑い時のスカートは、やっぱりいい。涼しいです」とも。アピールするわけでもなく、あくまでもさりげない自己主張は、プロフェッショナルの証だ。なるほど、キャラが立っている。

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