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2017.6.23

親友の想いを胸に 横山倫子が首位タイ発進

 2017年LPGAステップ・アップ・ツアー第10戦『ユピテル・静岡新聞SBSレディース』(賞金総額2,000万円、優勝賞金360万円)が、静岡県御前崎市の静岡カントリー浜岡コース(6,384ヤード/パー72)で開幕した。大会1日目は、67をマークした横山倫子、小野祐夢、井上陽子の3名が5アンダーで首位タイに並んだ。1打差の4アンダー、4位タイに大山亜由美、小川陽子、石川明日香の3名が続いている。(天候:晴れ 気温:25.6℃ 風速:3.4m/s)

大会公式HPにて 各日7:30からライブ配信!

 「朝、練習場に行ってフィーリングが良くなかったので、自分に期待しないでラウンド出来たのが良かった」と、2番でバーディーを先行させた横山倫子。「すごくいいリズムで回れたし、ストレスなく気持ちよくラウンド出来た。バーディーパットが入ったのは3m前後が多かったですね。最後は25ヤードが入ったし、終始ラッキーでした」。最終18番ホールをチップインバーディーで締め、2014年のうどん県レディース金陵杯以来となる首位タイスタートを決めた。

 先日、今シーズン限りでの現役引退を表明した宮里藍とは、横山が中学生のころからの付き合いだという。「プロになってからずっと近くで見てきたので、やっと決断出来たんだって思いましたね。残念とかまだやれるって声もありますけど、私は彼女の決断をとっても誇らしく思う。十分偉大なことを成し遂げてきたし、そんなに頑張らなくてもって思うぐらい“宮里藍”を頑張っていたので……。会見のどの言葉を拾っても彼女らしくて、誠実な心が伝わってきました。でも彼女の魅力はゴルフだけじゃないですから」と、宮里藍が引退を表明してから、初めて彼女について口を開いてくれた。

 「中学生のころは試合でしか会えなかったけど、彼女が先にプロになって、そのとき私は大学生で時間もあったので、試合が終わると彼女が遊びに来たりして親交を深めていった。彼女のキャディーもやったし、彼女がアメリカに行くときも一緒に行ったりと、お互いにいろいろと話せる唯一の友達です。精神的な距離がとっても近い存在ですね。彼女は大変なことをやり切ったけど、私はまだ何も成し遂げていない。まだまだ頑張りたいけど、自分でどうにかしないとね。今日は何のプレッシャーもなかったけど、ここは午後から風も出てくるので、明日は苦しい1日になると思う。でも彼女の苦しみに比べたらね」。涙を浮かべながら話してくれた横山も、最後は勝負師の顔に変わっていた。昨日、自身の誕生日を迎えた横山が、親友にプロとして誕生日以上にうれしい報告を届けるため、2日目に臨む。

大会1日目 コメント集

小野 祐夢 (1位タイ:-5)17番でホールインワン達成
「14番ホールで、一緒にラウンドしていた岸部さんがホールインワンしそうだったんで“私したことないんで、してみたいんですよね”って話してたら、3ホール後に入っちゃいました(笑)。先週、メッチャ仲の良いタジ(但馬友)が初めてホールインワンして、タジから良い“気”をもらえたのかも。私も人生で初めてだったので、心躍りました(笑)」

井上 陽子 (1位タイ:-5)
「バーディー7個だったんだけど、あと2個獲れたんだよね。近いのをペロッと外しちゃって……。パットも良かったけど、ショットもだいぶ良くなってきた。ゴルフは年齢関係なく出来るスポーツだからいいよね。明日も頑張ります、優勝しますよ。でも、あまり先のことは考えずに、そのホールのことだけを考えてバーディーを獲ろうと思って頑張るだけ」

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