1. ホーム
  2. ニュース&トピックス
  3. 成田美寿々が首位 最終組は豪華共演

2017.6.23

成田美寿々が首位 最終組は豪華共演

<Photo:Masterpress/Getty Images>

 2017年LPGAツアー第17戦『アース・モンダミンカップ』(賞金総額1億8,000万円、優勝賞金3,240万円)大会2日目が6月23日、千葉県袖ヶ浦市・カメリアヒルズカントリークラブ(6,545ヤード、パー72)で行われた。絶好のコンディションに恵まれ、好スコアが続出。通算11アンダーで成田美寿々が首位に立った。1打差の通算10アンダー、2位タイは鈴木愛、笠りつ子。実力者が上位にひしめき、大混戦となった。(天候:晴れ 気温:28.5℃ 風速:2.7m/s)

 女子プロゴルフファンが、ゾクッと来るような大会3日目の最終組。首位に立った成田美寿々が解説した。「(笠)りつ子さんと、(鈴木)愛さん。今、日本を代表するトップですね。その2人に割って入りたい。明日もハントしますよ」。首位を明け渡す気など、さらさらなし。何といっても、今大会は満を持したトーナメントである。「地元の千葉。スポンサーさんからも声援をいただいている。優勝賞金、賞品が魅力と、4つの勝たなければならないファクターがあります」と打ち明けた。また、同組の笠、鈴木は成田と同様、闘志を全身で表現するタイプだ。

 この日は1イーグル、5バーディーの65をマーク。圧巻はパー5の14番だった。残り45ヤードの第3打を60度で、イーグルを奪う。「ちょっと弱いかな、と感じたけど、うまくラインに乗った。いい気分」。実は、その3ホール後の17番も、あわやイーグルのショットを披露した。「110ヤードを50度で打ったら、カップをなめました。でも、もう1回、イーグルだったら、やっぱりまずい。帰り道、車の運転が心配になります」と笑いを誘う。

 ゴルフ同様、成田のトークは歯切れが良い。スコアの良否にかかわらず。「おしゃべりすることは好きです。特に、試合でホールアウト後にお話をすると、今日1日のプレーを振り返ることができる。会話をすることで、整理ができます」と話した。好調の要因はパッティングだ。

 今週はターゲット、ということで南秀樹コーチが1週間帯同。大会1日目のホールアウト後は、2日目以降の対策として、上りのスライスラインを徹底的に練習した。「下りのラインは1日目、とてもいいストロークができた。でも、上りはショート気味でしたから、大きくゆっくりストロークする練習を。パッティングの打ちわけをしっかりやったら、久々にノーボギーのラウンドでした。イージーミスがない。気持ちがいいですね」。

 そうはいっても、浮ついた気持ちなど少しも感じられない。「目標は20アンダー。最終日にそれをクリアすることだけを考えている。もし、私が20アンダーに達して、勝てなければ仕方がありません」とまで。やっぱり、千葉といったら、成田さん-である。

このニュースをシェアする

記事検索記事検索ARCHIVE

年を選ぶ arrow
月を選ぶ arrow
カテゴリ arrow
search検索