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2017.6.24

鈴木愛が単独首位 優勝と3億円のWチャレンジ

<Photo:Masterpress/Getty Images>

 2017年LPGAツアー第17戦『アース・モンダミンカップ』(賞金総額1億8,000万円、優勝賞金3,240万円)大会3日目が6月24日、千葉県袖ヶ浦市・カメリアヒルズカントリークラブ(6,545ヤード、パー72)で行われた。ムービングデーのこの日、67のベストスコアをマークしたのは、2位タイからのスタートだった鈴木愛。通算15アンダーで単独首位に立った。1打差の2位、通算14アンダーで、レギュラーツアー初Vを目指す、三ヶ島かながつけ、3位は笠りつ子。大会3連覇を狙うイボミが通算9アンダー、5位タイへ浮上した。(天候:晴れ 気温:27.5℃ 風速:1.6m/s)

 ビッグトーナメントでひと際、目立つ。これが、鈴木愛の特性だ。混戦の展開だが、単独首位で最終日を迎える。単独4位以上で生涯獲得賞金が、3億円を突破。「プロだから、お金を稼がなくてはいけない。それが選手の評価になるわけですけどね。プライベートでは、質素に、目立たないことが私の流儀です。欲しいものはない。でも、ゴルフでは誰にも負けたくはありません」と心境を語る。仮に、今回、3億円をクリアすると、史上9番目のスピード記録。永久シードの不動裕理、テレサ・ルーや、尊敬する大山志保を超えてしまう。超一流選手になる-条件を兼ね備えている。

 その一方で、何とも不可思議な一面があった。「今日は、ちょっと胃もたれが…。体の動きが悪い。調子が良くない。アンダーパーでプレーできれば、とスタート前には考えていました」。しかし、アウトで3バーディー、インでは、3バーディー、1ボギーの67をマークする。やはり、ただ者ではない証明か。「体が重かったのは、ちょっと食べ過ぎて、7時間も睡眠をとってしまったことが、原因だと思う。朝、しっかりとトレーニングを行い、きっちりと準備を整えても、体調管理って難しい」と明かした。

 スコアが出る要因は、やはりパッティング。パー3の15番で強烈なフックラインを読み切り、10メートルのバーディーが、この日のハイライトだった。外国勢を抑え、平均パット数1位。「優勝は、もちろんしたいです。勝負だから、最後の最後までわからない。でも、運に左右されることもある。幸運が味方してくれたらいいなぁ」といい、「最終日は確実にアンダーパーが第一目標。カギは距離の短いホールでバーディーを獲っていく。後半の9ホール、距離とコースの難度が高くなるわけですから、前半でスコアを2つ。いや、3つは伸ばしておきたい」と分析する。

 4日間大会は、もっか外国人選手が7試合連続で優勝をさらっているだけに、「私が止めます」。最後の最後で、気合を込めた。

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