アン ソンジュ、快眠で3連覇を－

＜Photo：Matt Roberts/Getty Images＞

　2017年LPGAツアー第20戦『センチュリー21レディスゴルフトーナメント』(賞金総額8,000万円、優勝賞金1,440万円)が7月21日、滋賀県大津市・瀬田ゴルフコース 西コース(6,567ヤード、パー72)で開幕する。前日の20日は公式練習日。大会3連覇を目指すアン ソンジュなど、各選手が入念な調整を行った。

　クラブハウスから最も近いスペースに設けられた、チャンピオンズパーキングから、アン ソンジュがコースへ向かったのは、正午近く。「たっぷり寝ました。11時間。疲れていたから、よく眠れた」と話した。通常、トーナメントでプロアマ大会が開催されるのは、開幕前日。しかし、今回は19日に行われた。例年、このパターンである。連覇の要因のひとつがこれだ。「私は、このパターンがすごく合う。おかげで、1日目の前、たっぷり眠れるからですよ」と明かす。意外なことだ。

　加えて、猛暑も、「寒いよりはいいです。体がよく動く」という。前週は左ひざが急に痛みだして棄権。「しっかりとケアをしたから、もう痛みはありません。でも、完治したわけではない。試合で出なければいいけど…」と祈るような表情だ。さて、前年までと違うコースの印象はどうだろう。

　「フェアウエイが雨の影響で柔らかい。ランがそれほど出ないから、距離が長く感じる。ただ、グリーンも比較的、ソフトだしロングアイアンでも、うまくボールが止まってくれそう」と前置きし、「何と言ったらいいのでしょう。ここは、スコアが出そうで出ないと思う。グリーンが小さく、実際にラフへ入れたら結構、深い。まず、フェアウエイキープができなければ、チャンスはこない。ピンポイントで攻める。攻略するのは、これしかないでしょう」と分析した。

　さて、肝心の調子はどうか。「アップライト気味で、スイングのリズムがいまひとつだったけど、調整できました。私は、3連覇の経験がない。チャレンジしたい。プレッシャーにならない程度に意識をします。しっかり、ディフェンディングチャンピオンの役目を果たしたい」と意欲的だ。11時間の睡眠効果は、果たして－。