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2017.7.21

猛暑で上昇 アナリスト成田美寿々、数字の流儀

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

2017年LPGAツアー第20戦『センチュリー21レディスゴルフトーナメント』(賞金総額8,000万円、優勝賞金1,440万円)が7月21日、滋賀県大津市・瀬田ゴルフコース 西コース(6,567ヤード、パー72)で開幕した。猛暑の大決戦。イナリ、成田美寿々が5アンダーで首位に立った。1打差の4アンダー、3位タイは永井花奈、葭葉ルミ、木戸愛の3人。(天候:曇り 気温:30.0℃ 4.8m/s)

 本日の出来高、5万5000円。すべては成績次第で小遣いが決まる。以前から成田美寿々が公表していた。この日は、ノーボギー、アプローチパーフェクト、そしてバーディー数を合わせ、上記の金額に。首位で大会1日目を終わり、こう振り返っている。「初開催のコースです。どのぐらいのスコアが出るか。3日間で9、10アンダーかなぁと思っている。というわけで、目標は各日3アンダー。優勝より、今回はその課題をしっかりと意識します」と冷静だ。

 キーホールは首位に並んだ、16番。13メートルのロングパットが決まった。「後半、ずっと耐えていた。きょうのハイライトです」。週初め、父娘でじっくりとデータを解析する。「データチェックは、おそらくナンバーワンだと思う。父から、パーオン率上位の選手が優勝しているとアドバイスされ、より強く意識している。きょうは、4ホールを外した。でも、外したホールもパターで行けたから、ストレスのないプレー。今日は良かった」。

 本格的な夏を迎え、成績が上昇中。3試合連続でトップ10フィニッシュし、前2戦はトップ5だった。気持ちにも余裕が出てきたのだろう。「絶好調でもない時、5アンダーでトップに立つことができた。自信になる。こういうゴルフを続けていれば、いつか自分の番(優勝)が回ってきます。あまり力まずにやっていこうと思う」。

 一方で、酷暑は自身のアドバンテージになる。「言葉では、暑い、暑いといっているけど、夏は体力勝負。他の選手が疲れてきた時、ひょこっと出てくるようなトレーニングをしている。だから、体力には自信があります」と話した。数字にこだわり、自己分析を欠かさない。体力はすべての源。好スコアは自身の小遣いにもつながる。これぞ、正のスパイラルだ。

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