３年前とは違う姿を見せる 山田成美が単独首位発進

＜Photo：Atsushi Tomura/Getty Images＞

LPGAツアー第22戦『北海道 ｍｅｉｊｉ カップ』の大会１日目が、北海道北広島市の札幌国際カントリークラブ島松コース（6,476ヤード／パー72）を舞台に開幕した。好スタートを切ったのは山田成美。読みにくい風が吹く難コンディションの中、４バーディー、ノーボギーの完璧なラウンドで単独首位に立った。（天候：曇り　気温：21.1℃　風速：3.6m/s）

「今日は大きなミスをすることなくラウンドすることができました。風が上手く読めた感じ。逆方向に読むことがなかったのがこのスコアにつながったんだと思います」。 山田成美は2014年のプロテストでトップ合格を果たし、この試合でプロデビューを飾っている。島松コースはそのとき以来で、結果は予選落ちだった。
「３年前は緊張もありましたが、暑くて体力不足だったことを覚えています」。もともと暑さにはあまり強くないという山田だが、今回は３年前の自分とは違う姿を見せる絶好のチャンスだ。

　今季は開幕から９戦連続で予選落ちをするなど、思うような成績を残せないでいたが、６月の『ニチレイレディス』で初日に64をマークし、その時も単独首位でスタートするなど後半戦に入り徐々に調子が上向いている。
「練習でやってきたことが徐々に試合で出せるようになってきました。ニチレイレディスのときは、集中しすぎてというか、あまりその日のプレーのことを覚えていない感じだったんですが、今日は集中しながらもキャディさんと話をしたり、楽しくラウンドできました」。
　『ニチレイレディス』では２日目、３日目とスコアを崩してしまったが、その点に関しても「あの時の自分には悪い流れを断ち切る力がなかった」と振り返る。まずは明日の大会２日目、今日のような冷静なプレーをして良い位置で決勝ラウンドに進みたいところだ。