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2017.8.13

新生・比嘉真美子! プレーオフで競り勝ち4年ぶりV

<Photo:Matt Roberts/Getty Images>

 LPGAツアー第23戦『NEC軽井沢72ゴルフトーナメント』の大会最終日が長野県軽井沢町のNEC軽井沢72ゴルフ北コース(6,655ヤード/パー72)で行われた。朝のスタート時点では雨が降っていたものの徐々に天候は回復。午後にはこの季節の軽井沢らしい青空が広がった。そんな夏の日差しに祝福されるかのように比嘉真美子が18番グリーンで笑顔を弾けさせた。キム ハヌルとのプレーオフを制して、4年ぶりとなるツアー3勝目を手にした。(天候:曇り時々晴れ 気温:24.2℃ 風速:2.2m/s)

 2日間通算11アンダーの首位タイからスタートした比嘉。1番ホールでいきなりセカンドショットを約1メートルにつけるものの、これを決めることができずに嫌な雰囲気が漂う。

 「最終日の最終組は一つ前の組を回るのと全く違います。ただ久々に最終組でプレーすることができて、思っていたよりもリラックスして、楽しくプレーすることができました」。

 前半を折り返した時点でトップはキム ハヌルで、2ストローク差をつけられていた。しかし比嘉は、同伴プレーヤーはもちろんのこと周りのプレーを気にすることなく、最後まで自分のプレーに集中することができたと振り返る。

 54ホールを終えてキムと通算12アンダーで並び、18番ホールで行われたプレーオフ1ホール目のセカンドショット。先に打ったキムのボールがグリーン左サイドに外れ、それを見たあとに打った比嘉はピンそば30センチにつけるスーパーショットを放つ。相手のプレーに影響されることなく、ひたすら自分のゴルフに向き合った結果、最高の結末を迎えることができた。

 比嘉にとって4年ぶりのツアー3勝目には特別な意味があった。比嘉のキャディーを務めているのは姉のご主人でもあるフローリアン・ロドリゲズさん(フランス)。ツアーでは姉がマネージャー業にあたる部分を担当し、義兄がキャディというチームで戦ってきたが、そのチームも2週間後の『ニトリレディスゴルフトーナメント』が最後になるとのこと。義兄がフランスでの仕事が決まり帰国するとのことで、比嘉としては何としてでもそれまでに優勝をプレゼントしたかったというのだ。

 この優勝に関して「復活ですか?新生ですか?」との質問に、「新生・比嘉真美子です」と笑顔で答える姿に、かつて不調に陥り、ゴルフを辞めてしまおうかと悩んでいた面影はない。年間複数回優勝へと目標を切り替え、生まれ変わった比嘉の新しいゴルフ人生が始まった。

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