2017.8.26
鈴木愛が新境地を披露 『気持ちのいいラウンド』
<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>
ニトリレディスゴルフトーナメント 小樽カントリー倶楽部(北海道)3日目
ムービングデーにスコアを伸ばす。4バーディー、ノーボギーの68をマークした鈴木愛がジワリジワリと調子をあげてきた。「4-6番で3連続バーディーをとった後、7番のピンチで流れを切らなかったのが、よかったと思う」とポイントをあげている。6メートルのパーパットを沈めたから。「ショットは1日目、戦えないと感じるほど、調子が悪い。しかし、パッティングがいいから、何とか大叩きをしないで済んでいる」と明かす。
普段、練習では極端なロングパットを行わない。ただ、今回は難コースの小樽ということで、自ら工夫し、パッティンググリーンの端から端までをストロークするスペシャルトレを行った。「距離感を合わせる目的です。コースは、風が強く、グリーンにボールが乗るだけという状況がたくさんあるでしょう」。7番だけではなく、11番でもそれが役に立った。というわけで、「気持ちのいいラウンドです」と振り返る。
さらに、5位タイとはいえ、上位4人が外国人選手という状況に、「小樽は、それほど得意とはいえなかった。でも、苦手意識があっても、スコアメークできるようになったと思う。ここが攻略できれば、どこでもできる-という自信がつく。やっぱり、日本人選手が一番ではないと、おもしろくはない」。第一人者の自覚まで芽生えた。
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