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2017.9.24

final day プラスワン~小倉 ひまわり~

<Photo:Atsushi Tomura/Getty Images>

ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンゴルフトーナメント 利府ゴルフ倶楽部(宮城県)最終日

 ひまわりといえば、夏の花の代名詞。ところが、今は秋に咲くひまわりが全国で観光名所となっている。群馬、静岡、そして九州では各地にひまわり畑が点在。プロゴルファーの小倉 ひまわりも今大会、ツアーデビューを果たした。「最終日、スコアを伸ばすことができなかったことが、残念。でも、予選を突破できた。その点、ホッとしている」。今夏のプロテストで一発合格を果たした。黄金世代の1人だ。

 「2試合出場した、ステップ・アップ・ツアーはともに予選落ち。宮城に来るまで、このままではQTも通らない…。暗い感じでした。よくアマチュアは怖いもの知らずといわれます。その意味がプロになってわかる。責任は自分1人で、しかもお金が絡んできます。藤田さいきさんに相談したら、『すべて一度にやろうとするより、その場、その場でね』。やさしく話してくださいました」

 東京・江東区出身で、最寄り駅は門前仲町だ。粋な江戸っ子が暮らす街。「ゴルフをするまで毎年、水掛け祭りでおみこしを担いでいた」という。富岡八幡宮の例祭は江戸三大祭のひとつ。古典落語にも登場する。「祖父が落語をかなり聴いている。私も大好きです。それから、最近は歌舞伎にも興味をもっている。オフには歌舞伎座へ行って、ちょっと違う世界をのぞいてこようと思います」と話した。とまぁ、プロゴルファーでは異色の存在である。

 一方で、名前が表すように、一度耳にしたら忘れない。ある意味、プロになってこれほどのセールスポイントがあるだろうか。「ひまわりは両親がつけてくれた。植物のヒマワリからとったもの。ヒマワリはお花屋さんで買っても、それほど高価ではない。加えて、嫌いだという人もいません。皆さんがかわいがってくださるような、明るい子に育つように、とつけてくれました。おかげで、会う人がすぐに名前を憶えていただけます。両親に感謝の毎日ですね」と、ひまわりをイメージさせるような笑顔をつくった。

 ヘッドカバーも、コースでは異彩を放つアイテム。「これ、5代目です」と、説明しながら、写真に収まった。特注ではなく、市販品だ。ちなみに、若いヒマワリは太陽を追って動く。朝には東を向き、夕方には西を。プロ1年目のルーキーも頂点を目指して、さまざまなことを学習中である。「とりあえず、何とかなる、と思います。(勝みなみと話して)ポジティブに行けばいい、と根拠のない自信が今回、出てきた。夢は、全米女子オープン優勝」と頼もしい。そんな言葉を口にしても、少しも大言壮語と感じることはなかった。持ち前の明るさが人を引きつける。

 名前を大きくする-とは、よく伝統芸能の襲名披露の口上で耳にするひとこと。小倉の場合も、本人の努力と精進しだいだ。プロゴルフ界では年間を通し、咲き続けなければならない。

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